深紅き斜塔のリズ

～あらすじ～

『魔法の大地』シュマリア大陸にある魔学都市アヴァロニア。
　魔学者と呼ばれる、魔道の研究を専門とする学者達が数多く集う街。

　そこに住む少女リズは、ある理由から自ら魔術を行使することができないため、『深紅(あか)き斜塔』という不名誉な称号を与えられた都市魔学者だった。

　ある日ひょんなことから、リズとその友人達は『世界』随一の魔道家ファウスハイドの研究を手伝うことになる。その研究とは――幻の存在と言われるホムンクルスを育成することだった。
　だが、ある手違いからホムンクルスは行方不明となってしまった。
　責任を感じたリズ達は、ファウスハイドに謝罪して「自分達でホムンクルスを探し出す」ことを約束。
　かくして、リズ達によるホムンクルス捜索が開始された。
　彼女達ははたして、…続きを読む