物語の起伏とは、アゲ↑アゲ↑(≧∇≦)/
起伏……土地が平らでなく、高くなったり低くなったりしていること。
辞書で引くとこうだそうです。
ちょっと待った!
あらゆる媒体(映画・漫画・ドラマ・むろん小説)の物語に言えますが、起伏の王道とはこれです
《盛り上がりが高くなったり、平坦になったり。これらを繰り返して、インフレすること》
高くなってから低くなるなんて邪道であり、読者を突き放してしまう危険性があります。これは様々な参考書に載っている注意書きだとおもいます。
理由はここでは割愛します。
恋愛や冒険が物語のように現実がうまく行くわけがない。と言われるのは、作家が意図的にマイナスシナリオに陥らないように観せているからです。本来なら挫折とか越えられない壁とかあって当然ですが、エンタメである以上、書いては王道ではありません。
あなたが、ドキュメンタリーやノンフィクションを目指すなら忘れてください。
物語のスタート(プロローグ)は、主人公たちメインキャラにとって最低ラインでなければなりません。
(『ならない』とは、あくまで王道のことです。王道に挑戦して踏み外すのも自由です)
たとえ、俺TUEeeee! なチート主人公でもです。
だから最初から強すぎるキャラにしてしまうと、物語を続けるのか困難になります。「オーバーロード」などチート主人公の作品は、そこをかなり工夫して描かれていて、きちんと王道になっているのです。
異世界転生モノのチート主人公が書きたい! と強く思っているなら、工夫のひとつとして、主人公に関わる状況やサブキャラたちを底辺ラインから引っ張っていく過程に焦点を合わせるといいかもしれません。
・俺チートだけど、財布の中身が0ゴールドwww
・最強のスキルを手にして転生したけど、呼び寄せた女神がニートだった……orz
てな感じです。
人は、状況の好転や成長に心を惹かれる生き物です。
子育て然り、売れてないアイドルを応援するとか、RPGにハマるとか、スポーツで優勝めざすなどなど。
人によっては逆の「破滅への道」に心惹かれるかもしれません。最高潮から絶望への物語も変則ですが王道のひとつです。
キャラクターの成長・目的への過程・小さな達成感……、これらを上手くアゲアゲにして書き続けることが、出版側も求めているラノベだそうです(過去のカクヨムミーティングでの質疑応答にて)。
インフレこそ、読者も求める物語です。
アゲアゲに持っていくように書き進めるためには、やはりプロットもテーマも世界観も何よりキャラが大事になってくる要素です。
緩急もつけないと、うまくアゲアゲシナリオが活かせません。そんな時は平坦なシナリオ(日常とかギャグとか)を入れるとメリハリがつきます。
たぶん、これは参考書に一番良く載っている創作テクニックです。
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