骨を偏愛する男が、その異常性を自覚しつつ己の行為とその際の心情を淡々と語っていく話。これは……最高に気持ちが悪い。そして惹き込まれる。
骨に纏わる狂気と、狂気を裏打ちする純粋。悍ましさの裏側に、純白の願いを見た次第。真空パックに留めるやうな。インスタントカメラで撃ち抜くやうな。貴女のもっとも中心たる場所を、懐に抱いて眠りたいやうな。どれだけ理性が拒んでも、その感覚を私は知っています。
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