人物紹介 其の壱
・アオイ(天城蒼衣/あまぎあおい)
唱石に侵食され、事故からの生還と引き換えに『人間』を失った少女。一四歳、中学生。
黒髪のベリーショート。
好きなものは平均、目立たないこと。かつ、嫌いなものは目立つこと。だったが、目立つことに関してどうでもよくなってきている。
親が海外をも飛び交う研究職の段階で普通じゃないことを受け入れておけばよかったのに。
「展開」時の装備イメージは宇宙服や潜水服のような白系の特殊な作業着。メカパーツは背中や腰回りと足元に集中。
胸のあたりに飲み込まれた唱石は、機装展開時には海のように蒼く輝く。(展開していないときには、石ごとに多少違いはあるが群青~紺色をしている)
●研究機関『アトランティカ』
・佐久間了/さくまりょう
おとなしそうに見える研究者。二九歳。
二十歳過ぎからすでに白髪交じりで、髪をわざと薄い茶色に染めている。
医師としてアオイの治療を担当し、そのまま教官などとして彼女に接している。
たいていの人に「先生」と呼ばれている。
研究の初期に自分を実験台にしたため、左腕の手首付近に唱石が埋まっている。機装展開時には白く光る。展開時には左手先から二の腕の真ん中あたりまで脱げる。
好きなものは無料のインディーズゲームとビール。
嫌いなものは枝豆の仲間とカナデのマネージャー。
・カナデ(羽鳥奏/はとりかなで)
ネイ、佐久間了の次に適合した少女。一八歳。
紺色の胸の下までのロングヘア。
研究が始まってから一〇年近く、機装唱女になるためだけに生きてきた。学業以外は訓練と実践しかしていないような生活をしている。体を休めることすら、きっちり命令や指導をしないと無視する。脱ぐと筋肉スゴイ。
唱石は左胸に埋まっていて、彼女は下乳を絶対見せないスタイルを貫いている。機装展開時には橙色に光る。装備のイメージは変形のセーラー服+装備品。
好きなものはマモル。嫌いなものは食事(時間を取られるし食べたすぐには動いていけないといわれているから)とアオイ。
・マモル(風見真守/かざみまもる)
カナデ曰く『石を奪われた』少女。一八歳だがカナデより半年ほど早く誕生日が来る。カナデと同時期に候補として連れてこられた。
ぼさぼさの赤毛ショートヘアを後ろに撫でつけているが、ちゃんとパーマなどで整えて化粧を施すと途端に超美人になる。
カナデの両親に嫌われている。カナデと彼女は、カナデの一九歳の誕生日に入籍するつもりでいる(注:この作中世界では日本でも同性婚が認められている上、権利などの強さの不公平もだいぶ減っている)。
唱石を埋め込むまではひたすら修行(肉体的なトレーニングや滝行のような精神修養)を行っている。装備のイメージは胴を覆うタイプのコルセット+ドレス。
好きなものはカナデとアオイ。嫌いなものはカナデの両親。
・ネイ
見た目は一〇歳になるかならないかで、しゃべり方も子供っぽいが明らかに年上扱いされている謎の幼女もしくは少女。
歌に反応する鉱石『唱石』を発見するきっかけとなった上に、自ら選択し研究の第一人者となった。遺跡の崩壊で家族を亡くしたため、別の隊員の養子になっている。
石の位置は心臓を覆うような位置。色は白くなる。機装のイメ―ジはボディスーツ+機械パーツ+謎のでかいヘルメット。
好きなものは新鮮な野菜と整頓された部屋。
嫌いなものは魚介類(とくに短冊状の刺身以外の、生き物の形をほぼ保った新鮮なエビやタコやカニ)。ただし、食べるのが嫌いなだけで、観察は好きなので水族館に連れて行くと同行者が干からびる。すりつぶしたものを混入したハンバーグやつみれを製作して彼女に食べさせた者が全身の骨折や多様な傷によって全治一か月などを食らっている。
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