彼らは今日も食道楽。この世界を、生き抜くために。

〝食道楽〟〝わくわくグルメ〟の言葉に、初回からまんまと騙された。

灰の街で生きていくために任務を遂行する、トシヤとミィの二人組。
単なる捜査には止まらない任務内容を、彼らはこれからもこなしていくのだろうか……。

任務遂行までの楽しげな食事シーンと、任務の過酷さの対比や、SF要素の盛り込み方が素晴らしい。
もちろん〝グルメ〟要素も抜群。ラーメンをほぼ食べない私でさえ、美味しそうと思ったのだから、食事シーンの描写は本当にすごい。


重たい世界観、SF好き、一風変わったグルメ小説好き、たくさんの人に勧めたい物語。

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