一羽の鶴が千羽になるまで、一つ一つ丁寧に折るようなゆったりとした時間☆

主人公とヒロインの恋模様が、ゆっくりと流れる作風。是非とも急がずに読み進めていただきたい☆

メインの恋模様を取り巻く千羽鶴や世界遺産、そして群馬県という場所の特徴とソウルフードの数々。さらには、二人の距離を縮めるラジオやピアノ。どれも綿密に描かれていて、読み手までもがライブ感覚で二人を眺めているような錯覚を得るほど際立っています。

自分は男なので、主人公へ対する女性陣の気持ちは計り知れないが、ラストまで読み終えた男性諸君の大多数は、ヒロインの所作と変化に恋心を抱いてしまうのではないだろうか☆

その他のおすすめレビュー

愛宕平九郎さんの他のおすすめレビュー2,412