バスケットボールにおけるシューターの役割は、遠距離からポイントを稼ぐだけではなく、プレッシャーのかかる局面において良い働きができるかどうかにかかっている。コートを広げるスペーシングセンスやディフェンスを引きつける力も問われる。その経験やスキルが遠距離恋愛においても抜群に発揮されていて、読み手を作品の世界にグッと没入させている。何気ない仕草や隠れた本音を描写するのがとても上手い。香子先輩の赤くなった顔を、もっと見たくなる作品です☆
キャラクターが等身大で、それが魅力になっている。少しずつの変化。だけどそれが自然で、つい読み進んでしまう。丁寧な描写の、高校生らしい、でも少し頭の良い主人の物語を読みたい方、お勧めです。
話の筋は普通ですが本作はそれが安定感になって良い具合ですとにかく描写が良くて引き込まれます本作に出会えたことに感謝しています