この社畜に幸せを!

この作品を読んで何が悲しいかと言えば、社畜は召喚された先でも働かされている点だ。

嗚呼、人がいいというのはどこでも利用されてしまうのか?
「異世界の戦士の魂」とは社畜根性のことなのか?
巫女たるマリアムは何故、この哀れなサラリーマンに心地良い安らぐ場所を提供してあげないのか?

読者たる私は涙を浮かべて、彼に幸せを!と願わずにはいられない。

結末にささやかな幸せが描かれている。

そのささやかな幸せを彼にこれからも感じさせてくれ!
そしていつか異世界くらいでは彼に心安まる時間を提供してくれ!

社畜のためにいくつかの願いを読者には感じて欲しい作品でした。

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