この社畜に幸せを!
- ★★★ Excellent!!!
この作品を読んで何が悲しいかと言えば、社畜は召喚された先でも働かされている点だ。
嗚呼、人がいいというのはどこでも利用されてしまうのか?
「異世界の戦士の魂」とは社畜根性のことなのか?
巫女たるマリアムは何故、この哀れなサラリーマンに心地良い安らぐ場所を提供してあげないのか?
読者たる私は涙を浮かべて、彼に幸せを!と願わずにはいられない。
結末にささやかな幸せが描かれている。
そのささやかな幸せを彼にこれからも感じさせてくれ!
そしていつか異世界くらいでは彼に心安まる時間を提供してくれ!
社畜のためにいくつかの願いを読者には感じて欲しい作品でした。