青と春の顕性

主人公、慎は朝から晩まで公園のベンチに座る日々を送っていた。ある日現れる一人の少女、彼女が彼に何気ないことを聞く。
「何を見ているですか？」
「何も見ていない」
「つまり、変態と言うことですか」
「最近の学生コワイ…」
「意外と若いんですね、おじさん」
「おじさんだからな、なーんでも知ってるんだよ」
「子供って何なんですかね」
「いつのまにか大人になってた」
「長いですね」
「なぜかそうなってるもんさ」
「どこから生まれ、どこへ」
「最高級のラブ＆ピーーース」
「あなたみたいな変な大人は珍しいですよ」
「右か左か、それだけ分かればいい」
「私には、ないです」
彼らは正解を求めて、奔走する。