好きなのに。ただそれだけなのに。

主人公の恋い焦がれるお相手は、倫理的境界線を越えてはいけない人。

ジレンマくらいわかっている。
越えてしまった結果、どうなるのかもわかっているから踏み込めない。
もどかしい、くるしい、せつない、でも大好きだ!

そんな複雑かつ実直な想いが、私どもの関心をどんどん惹きつけます。読むのが止まらなくなります。
そして読後、自分の心に一切の淀みが無くなっていることに気づきます。

それは最後まで読んで下されば、きっと、ご理解していただけることだと思います。

その他のおすすめレビュー

運昇さんの他のおすすめレビュー25