「韓国クィアカルチャーフェスティバルに行ってきた」
実は、14日~16日まで韓国に行ってきた。
韓国プライドパレードの取材をするために。
韓国を訪れるのは二度目だった。
今回は前日の開会式と当日のイベントとパレードに参加した。
ミョンドンの近くにホテルを取ったので、そこから歩いてイベントが行われるソウル広場へ。ソウル広場の近くへ行くと、レインボーな垂れ幕が飾ってあった。が、ハングルで書いてあったので何も読めず。無念。
そして、そのすぐそばにトレーラーがあった。そこの垂れ幕が衝撃的だった。
「Homosexuality is Sin ! Return to Jesus !」
Sinって重すぎかよ……と思いつつ、トレーラーの近くにいる人々を見ると、年齢層が高いおじちゃんやおばちゃんがいる。韓国では宗教が強いのだそうだ。
ちなみに、ヘイトが道に寝ころんだせいで去年のパレードは5時間も立ち往生したらしい。
今回美人上司と一緒に行ったのだが、美人上司はやたらと殺されるのではないかと心配していた。マイナス思考なのである。
かくいう私はヘイトなんて大したことはねーだろ、と思いつつ参加。むしろ面白いと思いながら彼らを観察していた。
前日の開会式はあんまり人がいなかった。すっかすか。まじ韓国大丈夫か?と思ったのだが、当日になってみて駅を出たら大混雑。
レインボーなTシャツとレインボーなゆかたを着ていたのだが、私たちがカップルに見えたのであろう、いかにも韓国のくるくるパーマのおばちゃんが何か文句を言ってきた。何か罵る言葉を言うなら、英語か日本語で言ってほしい。じゃないと正直わからん。何を言っているのかまったくわからなかったけど、語気とか言い方で悪口だろうなーヘイトだろうなーってことはわかった。
彼女に私たちはヘテロセクシュアルのシスジェンダーです。カップルでもホモセクシュアルでもありませんと言ったらどんな反応を返されたのだろう。
少し気になる。
それでも罵るのだろうか。
韓国語が話せたらコミュニケーションができたのに。
ヘイトは会場を囲むようにプラカードを掲げていた。
そんな人たちから守るように警察官が取り囲んでいた。すごい数だった。ずらーと並んでいる。
正直、ヘイトよりも警察官の迫力にびびっていた私である。
そして、ヘイトがいるからか、参加している人々の熱気は日本よりもすごかったような気がする。
パレードでは9台のフロートが出ていた。私たちは東京レインボープライドのフロートで歩いた。日本人も参加していた。
東京レインボープライドは取材で参加していたので、正直参加者感はまったくなかったのだが、今回実際にパレードを歩いてみて、感動した。
人々の熱気を感じ、側道から応援してくれる人のパワーを感じ、これがプライドパレードなのだということを肌で実感できた。
見ているのと、歩くことは大きな違いがある。
広い大通りを封鎖し、パレードをしている様子は圧巻だった。韓国は今年8万5000人が参加していたとニュースででたが、10万人の日本よりも規模が大きく感じた。
ヘイトがいると、目に見える敵がいるからか、プライドパレードは盛り上がる。日本の無関心さに、焦りを感じた。
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