儚く美しい、青の幻想世界へと誘われる

終末の世界、いつか起こりうるかもしれないそんな未来のお話。

文字をつなぐだけでこれほどの演出が出来るのか、と驚き、広がる世界に胸が震えました。あっという間に引き込まれてしまう。

絵を描くような文体、世界観、色鮮やかでとにかく美しい。それが際立って、ラストはもう物語の切なさと悲しみが一気に襲いかかり、思わず瞼が熱くなりますね。

素晴らしい作品に出会えてとても嬉しいです。ありがとうございました。

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