概要
命を落とす間際、彼の脳裏に『私は貝になりない』のタイトルが頭に過り……次に目が覚めたら本当に貝(異世界産)になっていた。
規則や柵もない貝暮らし。それはブラック企業で身も心もボロボロに擦り切れていた彼にとって憧れとも呼べる自由且つ気ままな生活の始まり――かと思いきや、次から次へと迫り来る捕食者達の前に貝原の運命は早くも風前の灯火に!?
そして貝となった彼が一人の少女と出会った時、物語の歯車が動き出す!!
貝から始まる異世界ファンタジーストーリー此処に開幕!!
※この物語は異種転生によく見受けられる成り上がりよりも、子連れ狼的な冒険譚がメインですのでご注意
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!これは異世界転移物の変化球
ありきたりの異世界転移世界ものかと思いきや転移したのが貝?
転移物に飽きた私に読ませるとは…作者…やるじゃねぇか…。
恐らく主人公が転移したのは2枚貝。蜆とか蛤ではなくて平べったいホタテの様な貝と睨んだ。
読んでいるとパカパカと泳ぐホタテの姿や、アサリがいっぱい入ったのパスタのCMが思い浮かんで仕方が無い。しかもただの転生に有らず、主人公の貝としての成長から目が離せない。
途中までしか読めていないけれど無性にハマグリとかホタテを炭火で焼いて食べたくなります。
主人公は無事に成貝になれるのか?アサリがいっぱいパスタが美味いと食べられてしまうのか?ハラハラの展開がたまらない。 - ★★★ Excellent!!!貝、かい……!(あ、ダジャレに)
貝原(←主人公)、貝になったってよ。
とか読むと言いたくなるこの作品!
転生先が異世界はテンプレですが、しかしこの作品は他に類を見ないほどに異色です。
何故なら主人公が貝に転生してます。
貝 に 転 生 し て ま す !!
うおお何て斬新なんだ……!と同時に、この貝ウケる~とか思いながら読み進めてしまいました。
弱き者から淘汰されるという自然の厳しさの中、色々と主人公の置かれる状況は切羽詰まっているのに、一人称語りがコミカルで物語が軽快に進んでいくのが楽しいです。
きっと「貝」だからこそ、可笑しみを感じるんだと思います。
幼女アクリルとのコンビも和みます。
この作品には☆がすでにたくさん付…続きを読む - ★★ Very Good!!私は貝になりたい……なってしまった
かの名作『私は貝になりたい』を彷彿とさせるタイトルですが、中身は異世界転生モノです。
貝になったら「そうだ貝がいい。貝だったら深い海の底の岩にへばりついているから、何の心配もありません。兵隊にとられる事もない、戦争もない…」という状況になるかと思いましたら、現実はそうもいきません。恐ろしい生物たちが貝を狙って襲ってきます。
それは異世界でも一緒のようで、こちらの世界以上の凶悪なモンスターが次々と襲ってきます。モンスター以外に人間にも襲われます。やはり、貝になっても戦い続けるしかないのです。
しかしそこはそれ、異世界転生チートパゥワーで襲いくる敵を返り討ちにしていくのです。
それにしてもなぜ貝…続きを読む