多くは語りません。語ってしまうと、“ヨム”楽しさを奪ってしまうことになりそうなので。さあ、一刻も早く、ご一読を!
美木間と書いて「みこま」と申します。 ※第1回角川武蔵野文学賞最終選考対象作品に選出されました。 「ヤマ野辺の待ち人」https://kakuyomu.jp…
柔らかなやまと言葉も美しいけれど、何より花乃の真っ直ぐさと、飄として何も考えていないような総司のさりげない気持ちが言葉になったとき、ホロリとしました。美味いこの一言がこんなにも清々しい作品も…続きを読む
病に伏せる沖田総司。看病をする花乃という女性。その状況がありありと浮かぶこの描写力は流石としか言えない。描写の一役を買っているのは、本当に聞こえてくるような花乃の京言葉だ。息遣いまで感じら…続きを読む
病に臥せった沖田総司にどうしても、何か美味しいものを食べさせたい。京育ちの町娘花乃は、ただただ心を砕く。ただそれだけの話が、きりっと物語として立つのは、その背景にある「死」が、かっちり描かれている…続きを読む
新撰組の沖田総司と言えば、その剣の腕と後年病に倒れたことは有名な話だ。この方の作品を拝見するといつも思うのだが、何かしら透明な、痛いほどの静けさが今作にも漂っている。この作品は、病床に在る沖田と…続きを読む
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