林檎を齧るという行為に、官能的な何かを覚えるのは、わたしだけでしょうか。ローマからブリテン島、そして「新大陸」へと、征服者たちの足跡をたどるように広がる林檎の抗いがたい魅力がここにありました。
異世界ファンタジーをカクのメインとしてます。 もちろん、他のジャンルに挑んだりもします。 そして、ヨムのはもっと雑食。地雷がないわけじゃないけど、ヨムの…
この人の作品はどれも甘く、そしてほろ苦い。美しく、罪深く、そして重い。そこに書かれていることは、ほんの僅かな人たちのごく短い間のことなのだが、彼らを通して大きな時代の流れまでも感じさせるところが…続きを読む
遠い昔の少年と少女の物語、と想像しながら読み始め、読み終わったときには、少ない文字数に込められた壮大な世界に、寒気がするほどの感動と衝撃を覚えました。土地の人々が何百年と語り継いできた伝説を体験し…続きを読む
少女が本を抱えて、砂の道を走って来ます。ねえ、お父様。 このご本の中の 「林檎のお話」 を読んで。いい子にしていられるかな。古い匂いのする厚い本をぱらっとめくるとラテン語で書かれた文字と、…続きを読む
古くは聖書でアダムとイヴが食して楽園を追われ、日本ではまだ上げ初めし前髪の君が差し出してくれる禁断の果実。古今東西、林檎はその存在をかくも甘酸っぱく、かつ艶やかに知らしめている。そんな罪作りな果実…続きを読む
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