ローマからブリテン島へ、そしてやがて「新大陸」へ。林檎とともに人も想いも伝えられていく。まるで神話の一節のような、気高い物語。
【書籍化/カクヨムネクスト】 『翠天後宮の降嫁妃 〜その妃、寵愛を競わず平凡を望む〜』 平凡を願う桃英公主が「あるはずのない後宮」に降嫁する、中華後宮溺愛結婚…
日本語で読める英国舞台の歴史小説は多々あるが、ローマ支配下のブリテン島というのは珍しいのではなかろうか。林檎を間に挟んだ、少年と少女の出会い。二人は会話を交わし、林檎の種を植える。いちどは遠のいた…続きを読む
この人の作品はどれも甘く、そしてほろ苦い。美しく、罪深く、そして重い。そこに書かれていることは、ほんの僅かな人たちのごく短い間のことなのだが、彼らを通して大きな時代の流れまでも感じさせるところが…続きを読む
遠い昔の少年と少女の物語、と想像しながら読み始め、読み終わったときには、少ない文字数に込められた壮大な世界に、寒気がするほどの感動と衝撃を覚えました。土地の人々が何百年と語り継いできた伝説を体験し…続きを読む
まず、読み終えてから思ったのは、ただただその一言。文章、風景。全てが華麗でした。林檎が繋ぐ人と人、世界。やはりこの方のブリテンを舞台にした作品は上手い。
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