ローマからブリテン島へ、そしてやがて「新大陸」へ。林檎とともに人も想いも伝えられていく。まるで神話の一節のような、気高い物語。
【カクヨムネクスト】 『翠天後宮の降嫁妃 〜その妃、寵愛を競わず平凡を望む〜』 毎週火・木・土曜日、昼の12時に更新 平凡を願う桃英公主が「あるはずのない後宮…
林檎……といえば、なんといっても最初に思い浮かぶのはアダムとイヴで、西洋史の中では頻繁に出てくるモチーフですが、あれって厳密には禁断の果実で、それを食べて楽園を追放されたんだったっけ。つまりは果実…続きを読む
古代ローマ時代の男女の愛を綴った短編。これだけでも題材として惹きつけられるものがありますが、本作では林檎をキーアイテムとして使うことで、この二人の愛も悠久の時の中ではごく儚いものでしかなく、そして…続きを読む
ブリテン島がローマ統治下に置かれて間もない頃。土着の少年アンテドリグは、少女ヤムシラと出会う。ローマとの戦いで父を失ったアンテドリグは、貧しいながらも、母と一緒に暮らしていて。一方のヤムシラ…続きを読む
まず、読み終えてから思ったのは、ただただその一言。文章、風景。全てが華麗でした。林檎が繋ぐ人と人、世界。やはりこの方のブリテンを舞台にした作品は上手い。
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