概要
入試なんてどうでもいい――猫を追い、モラトリアムを疾駆する暗黒青春小説
高校入試の前日、弟同然にかわいがっていた飼い猫がいなくなった。
引き留める母親を無視して家を飛び出した少女は、幼馴染の男の子と手分けして猫を探すが……
大人と子供、昼と夜、そして此岸と彼岸――境界線上の青春小説。
あとがき
https://kakuyomu.jp/users/Tomatsu_A_Tick/news/1177354054883265650
解説
https://kakuyomu.jp/works/1177354054885531369
引き留める母親を無視して家を飛び出した少女は、幼馴染の男の子と手分けして猫を探すが……
大人と子供、昼と夜、そして此岸と彼岸――境界線上の青春小説。
あとがき
https://kakuyomu.jp/users/Tomatsu_A_Tick/news/1177354054883265650
解説
https://kakuyomu.jp/works/1177354054885531369
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!猫が導く結末とは
ありふれた日常の描写から、猫を追ってどんどん非日常の景色へと入り込んでいく…その描写が見事です。
特筆すべきは、簡潔かつ効果的にまとめられた地の文だと思います。
主人公の心情について直接描写した部分は、ほとんどありません。ですが、風景描写で心情を上手く表現しているので、主人公が何を考え感じているのかが、かえってよく分かります。
必要なシーンでは地の文をしっかり書いてらっしゃることを考えると、作者の方は元々地の文をしっかり書ける方なのだと思います。その上で、シーンに合わせて地の文の量が効果的になるよう調節している…そんな印象を強く感じました。
この技術、同じ書き手として、本当に羨ましい……続きを読む