概要
お見合いの席で我がアシュトリア王国のぼんくら王子、ユージィン殿下は臆面もなくそう言い放った。「偶然ですね、私もです」とは言えない、言わない。私は平穏な一生を望んでいるのです。
旧題:「王子様には秘密がある」
※書籍化に伴い、旧題から
『しがない転生令嬢は平穏に暮らしたい 訳アリ王子に振り回されています!?』へタイトルが変更になりました!
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!面白い!
ヒーロー役の殿下が織田信長の転生なんて…と、とても意外すぎる話。実際、織田信長が転生したとしたら、殿下の様な人物になり得るだろうか?という疑問も湧いてきますが、織田信長にまつわる歴史をしっかり調べて(あるのだと思われる)あり、話の作りはしっかりしていて、作者さん自体が織田信長のファンなのかな…と思えるほど、(ヒロインの夢の中で)細かいことを文章で綴ってあります。
今までにない、転生ものの話で新鮮。同じく時代は異なるが同じ日本人で転生してきたヒロインとのやり取りが、面白かったです。ヒロインは転生前は学生だったようですが、中身は大人の女性を感じさせ、とても魅力的な人物に感じました。すったもんだし…続きを読む - ★★★ Excellent!!!最高でした
読みやすい、テンポの良い、とても引き込まれる文章とストーリーでした。
翌日が仕事にもかかわらず、夢中になって読みました。
アリアがとある理由で逃げ出すシーンは読んでいる私も胸が苦しくなるほど、感情移入してしまいました。
次の日には出版されている本も購入させて頂きました。
加筆修正や追加のシーンもあり、まだ購入されてない方は是非購入されることをオススメ致します。イラストも美しい!ユージィン様もアルもカッコイイ!
今なら店頭になくてもお取り寄せ出来るはずです!是非!是非!
そしてこれで終わりなんて寂しすぎます。続きを読みたい気持ちでいっぱいです。続きを発売されるのなら必ず購入致します。もち…続きを読む - ★★★ Excellent!!!今すぐ課題図書に!もしくは映画化しましょう!
完全に引き込まれて二日間で完読してしまいました。おかげさまで自分の創作は一つも進んでいません。被害は甚大ですw
ライトタッチな恋愛要素と、広く認知された歴史ネタ、そして個々のキャラクターの濃さが織り成す本作ですが、僕が思う最大の魅力は『一人称が自立している点』だと思います。
三人称でよく見られる修辞的な表現や複雑な語彙の一切を取っ払い、等身大の女性視点から進行する物語。しかし、日常的に僕らの思考の中で選択されている凡庸な言葉たちが、『無駄なく、矛盾なく、自然な順番で』紡がれる事によって、ここまで自立した物語が生み出されている事に驚きを禁じ得ません。
誰もが陥りがちな『物語を進めるための…続きを読む