ヒーロー役の殿下が織田信長の転生なんて…と、とても意外すぎる話。実際、織田信長が転生したとしたら、殿下の様な人物になり得るだろうか?という疑問も湧いてきますが、織田信長にまつわる歴史をしっかり調べて(あるのだと思われる)あり、話の作りはしっかりしていて、作者さん自体が織田信長のファンなのかな…と思えるほど、(ヒロインの夢の中で)細かいことを文章で綴ってあります。
今までにない、転生ものの話で新鮮。同じく時代は異なるが同じ日本人で転生してきたヒロインとのやり取りが、面白かったです。ヒロインは転生前は学生だったようですが、中身は大人の女性を感じさせ、とても魅力的な人物に感じました。すったもんだしながら、二人がくっついて良かったです。読み応えがあって楽しめました。
読みやすい、テンポの良い、とても引き込まれる文章とストーリーでした。
翌日が仕事にもかかわらず、夢中になって読みました。
アリアがとある理由で逃げ出すシーンは読んでいる私も胸が苦しくなるほど、感情移入してしまいました。
次の日には出版されている本も購入させて頂きました。
加筆修正や追加のシーンもあり、まだ購入されてない方は是非購入されることをオススメ致します。イラストも美しい!ユージィン様もアルもカッコイイ!
今なら店頭になくてもお取り寄せ出来るはずです!是非!是非!
そしてこれで終わりなんて寂しすぎます。続きを読みたい気持ちでいっぱいです。続きを発売されるのなら必ず購入致します。もちろん現在連載中のコミックも発売されたら購入します!
今回はとても良いお話との出会いを致しました。
もちろんこれから更新されるならいち早く読みに来たいと思います!
素敵なお話ありがとうございました!
完全に引き込まれて二日間で完読してしまいました。おかげさまで自分の創作は一つも進んでいません。被害は甚大ですw
ライトタッチな恋愛要素と、広く認知された歴史ネタ、そして個々のキャラクターの濃さが織り成す本作ですが、僕が思う最大の魅力は『一人称が自立している点』だと思います。
三人称でよく見られる修辞的な表現や複雑な語彙の一切を取っ払い、等身大の女性視点から進行する物語。しかし、日常的に僕らの思考の中で選択されている凡庸な言葉たちが、『無駄なく、矛盾なく、自然な順番で』紡がれる事によって、ここまで自立した物語が生み出されている事に驚きを禁じ得ません。
誰もが陥りがちな『物語を進めるための思考/プロットを消化するための主人公』という構図から完全に脱却し、『思考の果てに選ばれる物語/次のプロットを生み出す主人公』という生きた姿が描かれていると思います。並大抵のセンスではこの域には辿り着けないかと。
「次にこの子は何をしでかしてくれるんだろう」
このワクワクこそ物語の醍醐味であり、読書の面白さでしょう!
「私たちは世界を──」では化学の授業を。
「男子高校生──」では保健体育(笑)の授業を。
そして本作「王子様には──」では歴史の授業をして頂いたタイラさん。
深い感謝と共に、これからは教授と呼ばせて頂きますネ。
いやもう、ホント、一言で言うと胸キュンです!
イケメンでかなりの変人&超強引。そんな王子に振り回される、やや身分の低い貴族のお嬢様アリア。
王道胸キュンラブコメ展開ですが、そこに「前世」の記憶が絡んでくるという、さらなる美味しい要素の組み合わせ!
※以下ネタバレ含みます。
しかも面白いのは、その「前世」に時代のズレがあること。王子様は織田信長、主人公は現代の女子高生。
同じ世界から生まれ変わって2人は出会ったわけだけど、主人公は知識として織田信長の生き様・死に様を知っている。
だから、前世の記憶に振り回されて生きる王子様に、主人公のアリアは助言もできるし感情移入もしてしまう。
この時代のズレがすごくうまくストーリーに生きてきてると思いました。
洗練された作品、というわけではないとは思います。けれど、胸キュンときめきの展開で楽しめること間違いなし!
イケメンの王子様に強引に振り回されたい方はこちらへどうぞ〜!