先輩が陰で人を嘲笑うような弱さがあっても俺は許すよ。愛してるから。
陸上部内でいじめを受けていた井上蓮は、財布を奪われそうになったところで吹っ切れて喧嘩となって相手に大怪我を負わせてしまうが、親、教師を交えた話し合いによって警察沙汰になることもなかった。
話し合いが終わった後、蓮は平穏な日常生活に戻ろうとしたところで陸上部の人気者、御法川柚梨に呼び止められ
「やるときはやるじゃないか、見直した」
と、褒めそやされ、慰められる。
だがそこで蓮はこれまで溜め込んだ鬱憤が爆発してしまい、
「暴力を肯定する人って俺は軽蔑します。先輩のこと見損ないました」
と御法川を手酷く罵ってしまう。
翌日、流石に言いすぎてしまったと後悔していたところ、再び御法川が井上の前に現れて、御法川はとある提案をするのだった。
「私と付き合わないか?」
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