ループして六属性を極めた魔術師、七周目で極めるのは【淫】

読めば読むほどハマります。
もっと評価されるべき作品と思います。

果たしてミドくんの夢は叶うでしょうか？とても気になる～～～

　RTAで一番面白い瞬間はいつでしょうか。
　そう、不測の事態のリカバリーをしている時ですね。

　間髪入れずに迫り続ける理不尽。
　あまりに理不尽が続くのでずっとキレてる主人公。
　キレながら優秀さとループ知識で理不尽を捌いています。
　しかし、こいつなら全部いい感じにしてくれるという信頼感があります。

　鬱展開にならない理不尽なんて、当事者でなければ最高の娯楽ですからね。

　これからも内心キレながら理不尽に抗ってほしい。

「エロ多めの成り上がり小説かな」と思った人、違うんですよ。

主人公ミドは魔術にしか興奮しない。
魔術の深奥を極めることを目標に生きるが、毎回いいところで謎の霊に体を乗っ取られてしまう。普通ならそこで死んでおしまいなのだが、彼が死んだとき、生まれた時点から人生をやり直す「ループ」現象が起きる。
そんなこんなで大属性の「闇」「炎」「水」「風」「地」「光」すべてを極めるが、最大の目標である『自分の枝葉を世界樹に至らせる』ことはできず。

七周目となる今世はとある小属性――その名も『淫』を極めることにした。

......お前正気か？

改めて。主人公ミドは魔術にしか興奮しない。よってこのような属…続きを読む

いやタイトルがアレだからエロ系のゆるふわファンタジーなのかなと思うじゃん？　結構ガチ目のヒューマンドラマでしたね……(ただし主人公に人の心はわからないものとする)
主人公は目的にしか興味がない系男子だけれども、しかし知識として技術として人の情動を模倣、推測できてしまうので、その結果いらん苦労を大量に背負いつつも難なくこなして、むしろ淡々と栄達してく。
人の心とかわからんけどすげー良いヤツの立身出世話です。

主人公の周りに不純物が沢山集まってきて障害を乗り越える所がイカれてます。

一言で言ったらゴミはゴミ箱へ捨てましょう！みたいな感じです(^^)
心象描写が大変生々しく素晴らしい
作品だと思います。

爆笑必至。電車の中では読まない方がいい

主人公の内心描写がマジで面白い。
設定もしっかりしているし展開も新しくずっと読んでいられる。
これからも頑張ってください!!
※読了、再読したので追記します。
本気のガチで面白かったです。
結果としては流されてしまうもののきちんと自我を持って行動する奇運系主人公と、非常に個性豊かな登場人物が織り成す成り上がり(強制)ストーリー。
普段出世、内政系はあまり読まない自分ですが、非常に楽しく夢中で読むことが出来ました。
タイトルで避けてしまっている方はマジで損しているのでぜひ読んでほしい!!

このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む（285文字）

同じ作者の小説と比べると、頭がやられてしまったかと勘違いしてしまう

天才すぎる

主人公が功績をあげて平民から貴族にどんどん成り上がるタイプの物語が好きな人におすすめ
成り上がり系の話を読んでいて途中で飽きてしまう人も多いと思う。なぜなら主人公が身分とか経済力とか武力を満たしたらもうそれ以上の幸福が必要なのかという話になってしまうので。
主人公が男爵領とかもらってNaiseiを成功させたあたりで読むのをやめた経験を持つ人は多いと思う。

そんな人におすすめなのが本作であり主人公は出世したくないんだけど厄介ごとに巻き込まれているうちに出世している不本意型
いくら出世しても本人は満たされないため物語が停滞しない

ただし副作用として読んでいてストレスを感じることがある。自分の…続きを読む