遠すぎる真昼の世界は、夜生まれには過酷すぎるけれども……。
- ★★★ Excellent!!!
昼生まれと夜生まれの、格差を理不尽だと思いながらも、わたしは読んでいても違和感がありませんでした。もし、わたしがこの作品の世界で昼に生まれたら、夜生まれを人間扱いしないだろうと、空恐ろしく思いました。
しっかり作りこまれている世界だからこそ、もしもと自分がと考えられるのだと思います。
タイトルの夜勤という単語にも、いい労働環境をイメージする人は少ないと思いますが、この作品はもっと理不尽で過酷でした。
一度読み出したら止まらなくなるほど、そんな過酷な環境に置かれている少年たちに魅せられます。
なので、まだ読んでいない方は、時間に余裕のあるときに読むことをおすすめします!