自身は暮らせない昼の街のため、少年少女は命懸けで戦う。戦わされる。

産まれた時間が昼か夜かで、その後の人生が変わってしまう世界。
夜生まれの16歳・滝本一琉は、今日も「夜勤」として、街を襲う「死獣」と戦う。

夜生まれが昼の街で暮らせない理由がはっきり説明されており、その部分は疑問を持たずに読めます。
しかし、昼と夜とでは、文化も、通貨も、人命の価値さえも異なる。
昼の同世代が青春を謳歌しているのに、夜勤は命懸けで戦わねばならない理不尽。

今日は『「夜勤」』、今日は『逢魔が時』と、区切りのいい数話ずつ読み進めていましたが。
研究施設の謎が明かされる辺りから、最後まで一気読みでした。
委員長の演説はカッコいいですね。
日蝕の日のクライマックスシーン、ぜひとも映像で見たい。

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