生まれた時間で決まる天国と地獄。それがこの世界の摂理。

冒頭、変えようのない残酷な運命の元に生まれる一人の赤子、滝本一琉。彼はその運命を受け入れるかのように『夜勤』の兵士として死獣と戦い続けるが……。

第一話から、その『夜勤』と呼ばれる手に汗握る戦闘が繰り広げられます。これが夜生まれの宿命なのだと叩きつけるシーンであり、第一話で丁寧に描写したのは正解だと思います。

このあとも夜に生まれたゆえの苦悩と劣等感などが、これでもかと描写されるのですが、そんな闇に差し込む光とも言うべき少女、『野々原まひる』が登場して物語は動き出します。

死と隣り合わせの『夜勤』の兵士達。彼らの行き着く未来はいかに――。

しかし、この設定は斬新としか言いようがない。それでいてその設定を生かし切れているところが本作の凄いところです。戦闘を全てひっくるめて『夜勤』と言わせるセンスも好きです。

皆さまも是非本作を読んで有意義な時を過ごしてみませんか(⌒∇⌒)

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