残酷なほどピュアな恋

主人公の佐倉が野村という女子に(むしろ傾倒に近い)恋心を抱き、翻弄する様を一人称視点で丁寧に書いているので、感情移入がしやすい作品だと感じました。
特に腐った佐倉の表現には脱帽です。多くは話せませんけど、「男子はああなるぜ、やっぱり」と納得しました。
最後に佐倉が書いた脚本の中身がわからないのが残念ですが、思春期男子の痛々しさと痛みが上手く表現されている良い作品だと思いました。

その他のおすすめレビュー

馬田ふらいさんの他のおすすめレビュー23