天崎古書店は騒がしい

作者 氷泉白夢

読みたいものが詰まった、少女たちののんびりとした日常風景

  • ★★★ Excellent!!!

親を亡くした独り暮らしの女の子が、年の離れた小学生の妹と一緒に暮らす……という時点で、読者としてはほっこりとした気持ちになれる優しい読み味を求めるものだと思います。この作品は、そういったニーズに100パーセント答えられるのではないでしょうか。

とにかく、出てくる子がみんなかわいい。主人公朝美さんの内気(というか根暗?)ながらも根はいい子っぽいとことか、真昼ちゃんの利発な感じとか、由希ちゃんの無軌道な感じとか。キャラクターがみんな、生き生きと動いている感じがします。
特に、朝美さんの淡々とした視点は、かっちり目の文体ともマッチしていて、完全に読者視点なんですね。だから、同じテンションに巻き込まれず、子どもたちがはしゃぐ姿と、それに朝美さんが困る姿を、ゆったりとした気持ちで見守れます。

朝美さんが今後、どのように変わっていくのかも楽しみに読ませていただきます。

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その他のおすすめレビュー

★★★ Excellent!!!

キャッチで惹かれて読み始めた作品。静かだった古書店の女店主の元に、歳の離れた妹が同居する事によって日常が変わっていくお話。登場する妹やその友達ら可愛くて元気な少女たちに、大人しくて読書好きな主人公の… 続きを読む

★★ Very Good!!

あることをきっかけとして、古書店主である姉のもとへ、初めて会う妹がやってきて一緒に暮らすことに。妹は活発ですぐに友達を連れてくるような社交的な性格。物静かな姉は、活発な妹とこれからどういう関係を築い… 続きを読む

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