未完の想区に、ピリオドを打つ。
カオステラーの気配を追って次なる想区に到着した一行は、持ち主のいない“運命の書”を発見する。
どこからともなく聞こえてきた『銀河ステーション、銀河ステーション』のアナウンスに導かれるようにして、彼らは突如、銀河を駆ける不思議な汽車へと誘(いざな)われたのであった。
宮沢賢治の遺作、“銀河鉄道の夜”。
書きかけの原典を元に紡がれた、“未完”がゆえに同じ日を繰り返す想区、“銀河鉄道の想区”が彼らを待ち受ける。
果たして、彼らはカオステラーの目的を阻止することができるのか。
グリムノーツ本編では語られてこなかった、“想区の住人の幸せ”とは何かに迫る物語――。