偏りのないリアルな戦争ドラマ

戦争は人間の生存競争である。だから人は争わずにはいられない。

本作は戦争を様々な視点から表現することで、軽口でない反戦を訴え、戦争、いや人間のエゴを暴きだそうとしている野心作である。

構成としては映画にしても良いぐらいの完成度で、最終話は考えさせられる作りになっている。

よくある戦争被害者に焦点を当てた感動作でも、ハリウッド系の正義を振りかざす痛快作でもないのが本作の魅力だ。

分量としてもストレスにならない長さなので、是非一読して見てはいかがでしょうか?

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