非情な現実と、切なる願い。各章、ひとつひとつ大切に読みました。圧巻でした。なんて皮肉なんだろう。重みが、ずっと心に残っています。
何か書きます。西洋史とかクラシック音楽とかが好き。
紛争地帯の戦争をテーマにした本格的社会派小説。というよりかはもっと読みやすく、もっと考えさせられる作品。
とある世界的なミュージシャンの死を境に、世界中が一旦停止し、様々な推量や心理が錯綜します。時を置いて明かされた真実に、再び動き出した世界は、どのような変化が生まれるのか……と、いろいろ思いながら次…続きを読む
”平和な国”と呼ばれるような地域の住人には、想像もできないほど悲惨なことが繰り返され、それが日常と化している紛争地帯が、この世界には多々存在します。そんな悲惨な情景を様々な視点から描き出す展開に圧倒…続きを読む
答えはもちろん、物語の中に。ただ一人の男の死が、世界中のいろんな立場の人たちの心を揺らしていく――という、群像劇。個人的にはリーリヤの物語が、日常的で残酷で清らかで好きです。読み通すのに、時…続きを読む
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