非情な現実と、切なる願い。各章、ひとつひとつ大切に読みました。圧巻でした。なんて皮肉なんだろう。重みが、ずっと心に残っています。
何か書きます。西洋史とかクラシック音楽とかが好き。
架空の国ながらとてつもないリアリティで描かれていました。それぞれの国に住む人の目線から語られる部分も人物描写がリアルです。あくまで小説ですが、綺麗事でない世界が正に現実そのもので、辛くなりつつも…続きを読む
戦争は愚かだと強烈に訴えてくる作品。何百年も前から幾度となく争い続け、直接被害を受けたわけじゃないのに綿々と受け継がれていく恨み。自国の利益のために紛争に首を突っ込む強国。現地の人を人と思っていない…続きを読む
戦争は人間の生存競争である。だから人は争わずにはいられない。本作は戦争を様々な視点から表現することで、軽口でない反戦を訴え、戦争、いや人間のエゴを暴きだそうとしている野心作である。構成として…続きを読む
全米が泣いても、私は驚かない。アルマゲドンやタイタニックと同じくらい強いメッセージがこの作品にはある。中東のテロリストやアナウンサー、合衆国大統領、日本の工場労働者、ロシアの軍需産業の幹部を父に持つ…続きを読む
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