非情な現実と、切なる願い。各章、ひとつひとつ大切に読みました。圧巻でした。なんて皮肉なんだろう。重みが、ずっと心に残っています。
何か書きます。西洋史とかクラシック音楽とかが好き。
架空の国ながらとてつもないリアリティで描かれていました。それぞれの国に住む人の目線から語られる部分も人物描写がリアルです。あくまで小説ですが、綺麗事でない世界が正に現実そのもので、辛くなりつつも…続きを読む
「ブラッドライン」と呼ばれる紛争地帯で、世界的大スターであるM氏が殺された。なぜ彼はそんなところにいたのか。誰が彼を殺したのか。謎の波紋は広がり続け、世界中を巻き込んでいく。その真相が明…続きを読む
答えはもちろん、物語の中に。ただ一人の男の死が、世界中のいろんな立場の人たちの心を揺らしていく――という、群像劇。個人的にはリーリヤの物語が、日常的で残酷で清らかで好きです。読み通すのに、時…続きを読む
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