第21話【4】おひとり様を選択するもよし!
第四章 結婚って何だろう
【4】おひとり様を選択するもよし
ずっとひとりでいようと思っていらっしゃる方もいらっしゃるかもしれません。
たしかに昔は結婚というものは絶対的なものでした。
行き遅れなんてすごい言葉や、クリスマスケーキなんて失礼な言葉もあったわけですね。
ですが、いまはそういう時代でもありません。結婚というのは人生のひとつのオプションで、絶対に通らなければならない道、というわけでもなくなってきています。
内閣府の公開しているデータ(平成26年版 少子化社会対策白書)では、生涯未婚率は男性で20.1%、女性で10.6%もあると言われています。
男女が40人いればそのうち6人は一生涯結婚しないということです。
ひとクラスが40人いる学校は、今はないのかもしれませんが、クラスで6人未婚のまま生涯を過ごすと思うと、多いような気もしますし、残り34人は結婚すると思うとやはりいまだに大多数は結婚すると言えるのかもしれません。
前回、結婚は社会的なステータスだけで必要としているということもあるとお話ししましたが、よく自分のことを考えてみると、やっぱり結婚をまったく望んでいないという結論を出される方もいらっしゃると思います。
現に当社でも、活動をしてみた上で、結婚しないという選択していかれる方もいらっしゃいます。
結婚相談所を経営している以上は、結婚はいいものだと言わなければならないような気もしますが(笑)、私は正直に言えば、本当に必要ないし、魅力もいっさい感じていないという場合には無理して結婚することはないと思います。
自分の気持ちを正確に把握できず、なんとなく経験不足で苦手意識があって、「結婚なんてしたくない。。」とおっしゃる方には、もう少しよく考えてみましょう、ということはお伝えしたいですが、よくよく考えたうえで、やっぱり結婚する意味も見出だせないし、特に一人で生活することもつらくないという方には、結婚は必要がないでしょう。
生涯未婚もそれほど珍しくはない昨今、結婚が必ずしも幸せへの一里塚ではないからです。
人生にはいろいろな選択があって、いろいろな事情があって、状況があります。
あなたがもし、真剣に時間をかけてご自身を向き合った結果、結婚したくないという結論を出したときには、結婚しないほうが幸せになれるのではないかと思います。
【おひとり様】を、自分自身で、自らの意思で選んでいく、ということ。それは、とっても素敵なことなのです。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます