第7話【1】私たちの結婚に対する考え方
第二章 仲人型結婚相談所での「仲人型婚活」とは何か
【1】私たちの結婚に対する考え方
私たちは入会の前に必ず無料相談にお越しいただいています。
まずは当社の特徴や仲人型の連盟の仕組みなどをご説明しながら、相談にお越しになった方が話したいこと、聞きたいことをお話ししていただきます。
その内容はそんなに難しいことではありません。
どうして婚活しようと思ったのか
今までの恋愛について
どんな人と結婚したいと思っているのか
もちろん内容は人それぞれですが、結婚したいと思っている方にとっては普通のお話を自由にお話しいただいています。
ただ、実はその中で良く聞く言葉に、「ちょっと待って!」と、私が思っていることがあります。
それは
もうこの年齢では、妥協しないと結婚できない……
いままでも婚活してきたけれど、結果が出なくて、だから妥協しないと結婚できない‥‥
と、妥協を匂わせる、そんな言葉です。
うーん、でも私は思うのです。
それって本当ですか?
結婚するための「妥協」とは何でしょうか。
「妥協する」とは「条件」を下げる、ということでしょうか。
では「条件」って何でしょうか?
(女性から男性への希望として)
【年収】は一千万円以上無いと困る
【身長】は170センチ以上
【学歴】は大卒以上は譲れない
……バブル期のいわゆる3高(さんこう)ですね。
こういった表面的な条件は、妥協することで【幅】を広げることは出来るでしょう。
年収は○円、身長は○センチ、髪の毛は気にならない、体型は。。。
これは女性のご希望ですが、男性も同じですね。
かわいい子がいい
美人がいい
優しそうな人がいい
男性の脳は、視覚優先なので、数値的な条件というよりは、見た目になることが多いです。
この条件の【幅】をどのくらい広げるのか、というのは人それぞれ違います。
全部の幅を広げる必要はありません。結婚を現実的にとらえていけば、自分に何が必要で何が必要ではないのか、どこの幅を広げればいいのか、活動の中で必ず見えてきます。
では、次の「条件」として、【性格】であったり、【生活習慣】、【金銭感覚】や、【食べ物の好み】【生理的な好き嫌い】など、そういう感覚的な部分を、妥協するのはどうでしょうか。
それは、もしかしたら、【自分が嫌なことを我慢して結婚する】、ということになってしまうかもしれません。
交際中に一番多いご相談内容が、
条件も合うし、何度か会ってみて、人柄も良いし、両親もこの人にすればって言うし、でも。
身体的な○○な部分が生理的にちょっと嫌だけど、でも年収などの条件は合うし、でも。
妥協しなくちゃって思って、○○は嫌だけど、仕方ない、でも。
「でも。」の後が言葉にならないことが多いですね。なんとなく、感覚的に違和感があるのだと思います。
感覚的に嫌だけど我慢して結婚する……。
うーん、我慢する結婚。
それって、苦行ですか?
ものすごく当たり前ですが、私たちは我慢するために結婚するわけではありません。
私たちは、結婚相談所で活動して、結婚する方達には、
『40年一緒に幸せに暮らせる結婚』をして欲しい
と思っています。
では、40年同じ人と一緒に暮らす、というのはどういうことでしょう。
40年先を見据えて結婚するということはどういうことでしょうか。
いままで他人だった二人が一緒に暮らすこと。
相手のいろいろな部分を受け止めていくこと。
お互いの価値観を少しずつすり合わせながら、二人の暮らしを作り上げて行くこと。
そんなことなのかなあ、と思います。
ではそのために必要なことはなんでしょうか。
他人である二人が一緒に暮らすために絶対ゆずれないこと、それは
【お互いのことが好き】であること!
これは間違いありません。
絶対に譲れないし、譲ってはいけない部分です。
今までの書いた条件などは、好きになって気持ちが満たされる幸せが手に入るならば、ある程度の妥協ができることなのです。
ですが、なんだか好きになれない相手とだったり、時間や世間体に押されて我慢する結婚だとしたら、日々暮らしていく中で、相手のことは受け止められないでしょう。
我慢や妥協を続ければ、必ずどこかで無理が出てきて、40年後、二人が一緒に暮らしていないであろうことは、容易に想像がつきます。
あなたは40年ものあいだ、毎日のように我慢と妥協の連続に耐えられますか?
お互いに好意があれば、生活していて少し違う部分があっても受け止めていくことが出来ます。だから絶対に、好きでもない人と妥協して結婚することはしないで欲しいのです。
では、いま結婚相手に出逢えていない、という方は、どうすれば40年一緒に暮らせる相手が見つかるのでしょうか。
それは、前の章でもお話ししたとおり、「自分のこだわりに気づくこと」だと思っています。
自分が相手の何にこだわっているのか。
そのこだわりはなぜなのか。
なぜ結婚したいと思いながら今まで結婚に至らなかったのか。
こだわりはひとりひとり違います。
でもここまで結婚に至っていない【その人だけのこだわりが何かある】ということに気付くことが、結婚に近づく第一歩になります。
もしかすると年収1千万があなたの絶対に譲れないこだわりかもしれませんし、明るい性格の人、というのがあなたのこだわりかもしれません。身体を動かすことが好きな方でないと嫌、ということもあるかもしれません。
ちなみに私の場合のこだわりは、
唇が薄い人は生理的にだめ → これは絶対ゆずれない
成長意欲が高い人が好き → これも絶対ゆずれない
ふっくらはOK、ムキムキはちょっと違う → 好きになれば大丈夫かも
(注)これはあくまでも「私の夫としては」ということです。芸能人などをみる分には、オードリー春日とか、小島よしおとか好きです。ムキムキを鑑賞するのは良いけれど、夫としてはムキムキしていないほうが良い、なんですね。
実際の結婚生活を想像してみて、自分がどういう相手とならば、毎日40年過ごせるか、どういう人とは難しいのか、想像する、イメージする。それはとても大事なことです。イメージが出来ないことを引き寄せてくるのは、それはとても難しいことです。
そう結局は、
婚活はお相手探しなんだけど、でも実は自分探し
ということなんです。
私たちは、その婚活の先に幸せな結婚が待っていますように、と願って、日々会員様のサポートをさせていただいています。
この活動をすることで、自分を理解して、ぴったりのお相手に出逢うことができれば、きっと素敵な結婚生活を手に入れることができます。笑ったり泣いたり、時にはケンカしたり、そんな充実した日々を送ることができます。だからぜひ、ご一緒に頑張っていきまましょう。
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