第14話【2】棚卸しをして自分を知ろう
第三章 お見合いから「恋愛」をする方法
【2】棚卸しをして自分を知ろう
いまから仲人型の婚活をしようと思っている方は、結婚相談所へ無料相談に行ったり、契約したりすることになると思います。
その時に何をするのか。仕組みなどの説明を受けるのはもちろんですが、私どもでは、お越しいただいた方が、いまどうして婚活をしようと思ったのか、ということをお聞きしています。
そして差し支えが無ければ、彼女彼氏いない歴はどのくらいか、いままでどんな恋愛をしてきたか、どんな交際だったのか、お聞きするようにしています。
自分に合うな、と思ったのはどんな時、どんな人だったのか。
こういうところは合わないな、と思ったのは、どんなところだったのか。
自分の性格はこうだから、こういう人が合うことが多いな。
結婚話が出たけれど、結局別れてしまった。何が合わなかったのか。
過去のことを人に話すことで、自分のパターンを把握することができるのです。
仲人型の結婚相談所を利用しなくて自力で婚活を続ける場合でも、今までに経験してきたことを、ぜひ一度思い返してみてください。
きっとなにかおぼろげでもパターンや、自分が許せなかったこと、妥協できるなと思ったところがわかると思います。
仲人型結婚相談所は先にお話ししたように婚活において伴走者を得るということですから、自分だけでは分からなかったことも、仲人に話してみることで、気付くことが多くあると思います。
すると、そこから結果に近づくことが可能になります。
自分がどんな恋愛パターンが多くて、どんな人とは相性がよくて、どんな人は逆に苦手だったのか、ということを自分自身で分かっておくことは、結婚に向けて重要なことです。
自分自身が自分の情報を知らないと結果に近づくのが遅くなります。
それをせっかく仲人がいるのですから、話してみてください。
私の仲人としての長所は、人のタイプを見分ける能力が高い、ということ。
そして経験が豊富でいろいろなパターンについて熟知しているということ。
この2点だと思っています。
もちろんあなたとまったく同じ人はいませんが、この方はこういうタイプ、あなたとあの人はこういうところは似ている、というように感じ取る力に優れているので、第三者からの適切なアドバイスが欲しい方は、ぜひ色々とご自身のことを話してみてほしいのです。
また、活動をしていくうちに、
この前お見合いをした方はこんなところが合わなかった。
この方は自分が良いと思ったがお相手から断られてしまった。
交際してみてこういうところが良いと思った。
そんな感じたことや、思い出したことを、「婚活ノート」を作ったり、手帳の一部を使ったりして、書き留めておきましょう。
そしてお打ち合せの時に持ってきてください。一緒に話し合うことで、さらに結婚に近づきます。
この活動の中でのお見合いや交際の経験は、すべて婚活の糧になるものなのです。
それは、お相手のことを話しているようでいながら、実は自分とはどんな人間なのか、ということを話しているのです。
自分の性格がこうだから、こういう人が合う
自分の価値観で、ここは譲れないから、合う方が良い
自分の気質はこうだから、今まで血液型が○型の人は合わなかった
どんなことでもいいのです。自分の持っているもの、自分の選びやすいパターン、相手に求めること、そんなたくさんの自分の情報を棚卸しすることは、結果に向けた道のりで必ず強い味方になってくれます。
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