第15話【3】成婚事例 あこがれと現実の違いに気づく

第三章 お見合いから「恋愛」をする方法


【3】成婚事例 あこがれと現実の違いに気づく


 ここまでは理論とこころがけをご紹介してきました。

 ですが、それだけではどうやってお見合いから結婚に至ったのかよくわからないかもしれませんので、ここで成婚された事例をご紹介したいと思います。


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 あるとき、当社の女性会員Mさんに、他社の男性会員B様からお申し込みがありました。

 男性はスナップ写真だったのですが、お人柄の良い朗らかな様子で、私は、あ、Mさんにとても雰囲気が似てる~と感じたのです。

 さっそくMさんに、「お似合いになりそうな男性様からお申し込みが来ていますので、お会いになってみませんか?」とメールしたのですがその日はご承諾が無かったので、翌日電話でお薦めしてみました。


 すると「うーんお人柄の良さそうな方ですが、実は……顔が好みじゃ無いんですよ」とのこと。でも「薦めてくださるなら、お会いしてみます」、とご信頼いただいて、その方とお見合いをすることになりました。


※この時点でのM様の状況は、活動を初めて1年ほど。34才。どんな方が結婚相手として自分に合うのか、ご自身の【あこがれ】と【現実】の【ずれ】を修正しつつあるところでした。


 一例を挙げると、


 東京で大手の企業に勤めていて、同僚は湾岸のタワーマンションに住んでいる。

 私もあんなところに住んでみたいというあこがれ。


 実際に自分が育った、都心からは少し離れていて、家族仲が良くて一軒家でみんなで幸せに暮らしている、という地に足のついた現実。


 Mさんは、このズレに気付き始めているところでした。


 その後、この女性会員Mさんは、先ほどの男性B様とお見合いをし、その際に意気投合して、そのままご交際もスムーズに、お見合いから1ヶ月程度でのご成婚退会となりました♪

 お相手男性のプロフィールを見ていると、シュッとした男性が気になるけれど、実際に感覚が合うのは、自分によく似た人柄の良い、ほがらかな雰囲気の男性だったのです。


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 ご自身がお相手を選ぶ感覚はとても大切なのですが、第三者の仲人の感覚も取り入れてみると、結果につながることもあります。

 【ずれ】があって、それをご自身で自覚しつつあったタイミングと、お申し込みが来て私がお薦めしたタイミングが合ったため、結果に結びついた例です。

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