第12話 【ファミコン】忍者再び!!ロボキャットでキャッ党忍伝てやんでえ!!
読者諸兄は「キャッ党忍伝てやんでえ」というアニメが90年代に流れていたことをご存知でしょうか? あかほりさとるが脚本を務め、なんとタツノコプロが制作した、バラエティ忍者アニメ(?)です。詳細についてはGoogle先生に聞きましょう!
今回は、テクモから出た「キャッ党忍伝てやんでえ」のファミコンソフトをご紹介したいと思います。
『キャッ党忍伝てやんでえ』
当時、このゲームはファミコンの終盤辺りに現れたアクションゲームでした。キー操作は癖がありながらも、「秘密忍者隊ニャンキー」のヤッ太郎、スカシー、プルルンを交代しながらゲームを進めて行き、時には非常に濃いお助けメンバーに助けてもらったりしながら、敵を倒し横に進んで行く横スクロールアクション。
しかしこのゲーム、単なるキャラゲーとして侮ってはいかんのです。
ファミコン終盤期に出たから余計なのですが、当時のファミコン技術としては珍しいほどの動画の作り込みっぷり。
話の要所要所に、彼らのやり取りが動画として流れる中、私はかなり驚いたことを覚えています。
「うわ…すごい。アニメとおんなじ絵だ!! そのままアニメと同じように(近い感じで)動いてる!!」
「うわ、うわ、アニメと同じようにロボット動いた! 最後のコーン
───そう。
当時、キャラゲーはたくさん出ていましたが、どれもこれもイマイチなものばかりで、キャラクターの顔や演出が別物なのはまだ良い方。果てはゲームシステムですら、とても遊べない作りになっていたりして、子供心にキャラゲーは賭けに近い心持ちで購入していました。
それゆえに、原作愛すら感じられる、丁寧な作画、演出、お約束まできっちりと出してくるその姿勢に、酷く感嘆したのを今でもよく覚えています。テクモGJ!!
ゲームシステムの方もおざなりではなくきちんと作られていて、先ほどチラッとお話したキャラクター交代システムによって、難関を突破していけたり、ちゃんと必殺技を使える上に、使えるだけではなく『役に立つ』ものとして使用できたりと、よく練りこまれているなあと思ったものです。
結局、元々アクションが苦手だったため、全クリアーには行き着けずでしたが、今でも思い出深く保管しているゲームです。
俺と青春のPC88とファミコン時代 雛咲 望月 @hinasakiyu
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