俺と青春のPC88とファミコン時代

第5話 【PC88】ポッキーでJKたちと学校でヒャッホイ★

　アホいエロゲーなら、やっぱりこれですなー。というものを行きますか。

『ポッキー』

　メーカーはポニーテールソフト。

　※これはエロ目のゲームなので、ここではR-15程度に表現を落とします。カクヨム規定に付きご了承あれ! とはいえ、今のゲームに比べれば表現は元々ソフト。

　PC88もようやく、後半?に差し掛かればストーリーの説明をゲーム内でもしてくれるわけでありまして、内容はと言いますと、『ようわからんけど伝説の貞操体を身に着けてる女子からひっぺがして取ってこいや、ついでにゴールまで来いや』ってアレです。

　あえて当時の記憶から思い出してますが、間違ってたらすんません。(なんかさゆり先生って人が居た気がするけど気にしない)

　このゲームは当時何がウリだったかと言うと、絵でございまして。なんとデジタル8色200ラインだというのに、美しさたまらんほどのグラフィック!!

　こ、こいつはPC革命やー!!

　しかも、ちゃんと女の子が可愛いんですよこれが。いつぞやの野球拳のような、女の子なのか生き物なのかそもそも人間なのかすらわからない物体とは格が違います。これは健全な男子諸君が欲情しても仕方ないね!

　で、肝心のゲームなのですが。80年代ということで、割と脈絡なくプールで犬が浮き輪と共に泳いでたり(着ぐるみとかじゃなくてガチ犬)、プールサイドにいたスクール水着姿の同級生の女子を見るなり、気合いと根性の妄想により(あくまで妄想の)裸を拝めたりと、非常にドタバタ、アホらしい展開で微笑ましいです。全体的にはアドベンチャーゲームの様相を呈しており、コマンド選択と共にテキストを楽しみながら進めることができます。

　とはいえ、女の子たちが可愛い上に、エロシーンは(決定的な所は描かないとはいえ)非常に素晴らしい。漂う色気というものは、さすがの絵師というべきか。きっちりと目を引く構図も視野に入れてますね。(R-15制限だとここまでが表現的に限界だ、許せ…ッ!!)

　当時の記憶を探るに、確か外から校舎に侵入することを頑張らなきゃならなかった気がします。例えば、探し物をしている四つん這い女子がいたら…

　あ。お尻がこっち向いてる。

　こりゃースカート捲るっきゃないよね!!

　……的な軽いノリでスカート捲って当の女の子に怒られたり、なぜか素っ裸の女の子が机の下でロープで縛られてて眼福眼福と思ったり、百合プレイを目撃してしまって写真をネタに……なんてことも。校舎に侵入するまでにたくさん寄り道しまくった覚えがありますね〜。

　最終的には、プールまで行ったところで、どこに行けばいいか分からなくなって当時はクリアを諦めたのでした。フラグ総当たりが仕方ないとはいえ、ちょっとコマンド選択系はこれがネック。

　とはいえ、当時の空気を見事に表現した、おバカでエロくてアホなアドベンチャーゲームでした。あけっぴろげなエロさは潔いくらいで、結構好きでしたねー。あの空気を持ったゲームは今後も現れないんだろうなあ。

　あの時代だからこそ、のゲームですね。