ボーイ・ミーツ・AI 【短編・完結済】

作者 吾奏伸(あそうしん)

688

255人が評価しました

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★★★ Excellent!!!

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コンピュータの確かな知識に基づかれた説得力があるストーリーです。淡々と展開が進む様に見えて、伏線あり謎解きありと飽きさせません。また登場人物の心情を察することができ、無口な愛に心をうたれました。短いながらもスケールの大きい、素晴らしい作品です。

★★★ Excellent!!!

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ネッ禁法を読んだ後だったので、正直なところ、そこまで期待していなかったが、ハッキリ言っておもしろい!!

ネタバレする為、詳細は書かないが、ミステリー要素がたまらない!!

そこがポイントになるんですか!?という驚きと面白さに、カフェでひとり携帯を見てニヤついてる私はだいぶ怪しかったはず。

読むときは一人きりでよむことをオススメします!

★★★ Excellent!!!

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 めちゃくちゃ面白かった。
 ふつうこれだけあったら1話とか1章とか区切ると思うんですが、区切ってないので、「一段落できねえ!!」って思いながら一気に読みました。
 オカルトもなし、陰謀論もなし、SF的アイディアは「今の技術をそのまま演繹した感じ」で、突拍子もない物はない。
 すごい血に足がついてる堅実な話。
 それなのに、めくるめく興奮が味わえる。
 俺も対抗して何か書きたい。
 こっちはフォン・ブラウンの呪縛で行こう(あたまわるっww)
 
 

★★★ Excellent!!!

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人工知能を搭載したロボットと、それを生み出した男の子供のヒューマンドラマです。

この発想は思いつかなかったです! 凄い、また新たなSFを見させて貰った気がします。

父親の死の真相を追う内に見えてくるKEELの愛の物語、純粋だからこそ、彼の心に胸を熱くさせられました!

次の話にも期待して、星3つ送らせて頂きます。

いい話でした! 星にたがわぬ物語です。

★★★ Excellent!!!

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父親の死の原因究明とAI研究の2本の糸が撚り合わさった構成。ストーリー展開は全く違いますが、雰囲気はアイザック・アシモフの「鋼鉄都市」の趣きが有ります。「鋼鉄都市」は、ロボット三原則と殺人事件を組み合わせたミステリー調のSFでしたが、本作品もそんな感じです。
AIの本能なんて、ロボット三原則並みに深遠なテーマだと思います。気軽に読めるとは決して言いませんが、読後に脳味噌が軽く汗をかいたような清々しい知的満足感を味わえます。3万字程度なので、是非とも挑戦してみてください。

★★★ Excellent!!!

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なるほど、こんなに心に染み込んでくる。

プログラミングとかアカデミックなあれこれに関しては完全に門外漢で、わたしにとっては敷居の高い世界でした。プログラムがどう進化して現状どういう問題が発生して…という内容も、こんなに詳細に書いていただいているのに実は三割くらいしか理解できませんでした(アホで……ごめんなさい…でも分からんことを、知ったかブリ出来ないんです)。
でも、わたしのごときアホが分からないことをそれなりにとばして読んでも、大筋としては大変納得できました。心も大きく動かされました。やはり、技巧で終らず脈々と血が通う物語だったからだと思います。

勉強になりました。ありがとうございます

★★★ Excellent!!!

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これは面白いです。
父の死の謎に、その息子が挑む、ミステリーな成長物語。
ラストの成長した息子と人工知能の対決は、とくに、読み応えがあります。
泣ける。
そして、何よりも素晴らしいのは、語り/文体だと思います。
淡々と語ることによって、余分な夾雑物が消えているような感じがします。
これは、とても上質なハードSFです。
ここまでのものは、滅多にお目にかかれません。
是非、読んでみてください。

★★ Very Good!!

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読み進めていくうちに白衣姿の男性の後ろ姿が浮かんでくる…父を追いかけるヒューマンドラマであり、「フォン・ノイマンの呪縛。我々は研究を止めるわけにはいかない」というテーマの元に進められるAIやプログラミングを扱ったSFでもある。久しぶりに読み返してみましたが、やはり"凄い"です。

Good!

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 そういう話でした。そういう話でしたか?

 ロボット、てか人工知能の話で、で、人工知能の話なんですけど人間結構すごいな、という話で、意識論・コンピュータのアレ論みたいなところはまあいろいろ考えることがあるのですが、人間のすごさが結構強くて、人間! となる話でした。

★★★ Excellent!!!

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SFと聞くと、私は未来の科学の華々しい世界を舞台に繰り広げられる壮大な物語を想像していますが、この作品はそれらとは一線を画しているように思います。

主人公が小学生の頃に父が自殺した事件の真相を追及する。
これだけだと非常にシンプルですが、それに肉付けされた設定が非常に精緻で、求められる知識レベルは、若干高めです。
しかしながら突飛な時代背景では決してなく、近い将来に実際に起こり得そうな、リアリティーを感じさせます。
特に研究の話などは、まるで作者さまの経験をにおわすような、しっかりしたリアルな描写だと思います。

カテゴライズするならSFであると思いますが、その物語の根幹はヒューマンドラマであり、驚愕の真相が分かったとき、思わず落涙してしまいます。
そして作者さまの、他の追随を許さないほどの知識、文章力、構成力、完成度に脱帽してしまうこと間違いないと思います。

難解な言葉もあるので、さらっと読み流すことは出来ないです。ライトな文体ではなく、じっくり精読することが求められますが、換言すれば3万文字未満とは思えない、非常に重厚で濃厚な内容となっており、これ一作で映画が出来てしまいそうなくらいのボリュームを有しています。

あまり長文のレビューを私はしないのですが、一言ではなかなかまとめられないくらいのインパクトと余韻を残してくれました。
間違いなく良作です。素晴らしい作品をありがとうございました。

★★★ Excellent!!!

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父と息子とのキャッチボール
人間とAIとのキャッチボール

AIの専門的な事は分からないけれど、哲也とKEELのやり取りには、きちんとしたキャッチボールによる温もりを感じた。

「親子のねじれた関係」
「人間と人工知能との共存」
二つの興味深いテーマを題材に描かれる物語。

読後にやってくる爽快感と満足感は心地よく、未来への希望が見えた気がする。

★★★ Excellent!!!

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全く畑違いではあるが、私は、ものづくりを真剣にしていると大なり小なりその物に対して、感情的になってしまうことがあるのだけど(例えば愛着を持ったり、むしろ嫌悪してしまったり)、そういったジレンマのような言いようのない感覚が文字でうまく表現されているような気がして、とても気に入りました。
作者さんの別の作品も読んでみたいと思いました。
長々と駄文を書いてしまいましたが、これからも書き続けていただきたいです。

★★★ Excellent!!!

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読後の感動に続いて、自分が持つありとあらゆる感情が、ぽうっと湧いてきました。

これは限りなくフィクションに近い、ノンフィクションでしょうか。

この物語が、地球のどこかにひっそりと存在していて欲しいと、私は願うように思いました。

この作品に出会えたこと心から感謝いたします。

★★★ Excellent!!!

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「良質なSFは文学を凌駕する」とは誰の言葉だったか失念してしまいましたが、まさにその言葉にふさわしい良作です。

本能とは? 意識とは? AIは人類と敵対し得るのか? 深いテーマをはらみながらも、父の自殺の真相を探るミステリーでもあり、後半の人工知能KEELとの対話の畳み掛けは圧巻です。

『2001年宇宙の旅』HALのような結末を予想してましたが……最後はうっかり落涙。良い読書経験になりました。

★★★ Excellent!!!

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自分自身、その方面のエンジニアだったことも手伝って、“彼”との最後の対話のシーンはずっと泣きっぱなしだった。
頼むからそんなに煽らないでくれ!
そんなに“彼”を追い込まないでくれ!
“彼”への感情移入が止められなかった。
思い出しただけでも涙が出てくる。

5月19日追記
2度目に読んでも大号泣です。
これ、あと何度読み返すかわからないが、多分その都度号泣するだろう。

5月31日追記
しつこいってか。
3度目読んじゃった。
やっぱ号泣。

★★★ Excellent!!!

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コンピュータやプログラミングに関する専門知識だけでなく、AIを発展させる上で問題となる出来事と可能性がドラマを生み出す。思わず見入ってしまいました。
AIが人間の敵となるのか、はたまた友となるのか……。今後の現実社会でも討論される可能性がありますね。

★★★ Excellent!!!

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冒頭から主人公の父が自殺!と分かる
「どうして?なぜ?原因は?」と状況のつかめない活字苦手な私は?でスタート!
私にとって聴き慣れない難しい言葉があるが、主人公と父そしてKEELの関係にわくわくした
主人公とKEELの会話を頭の中でぼんやりと映像化して読んでる自分がいる
ひゃ~!
どうして主人公の父が自殺したのかが書かれたのを目にした時・・・
困惑した!
後ちょっとで読み終わるのに、それすら出来ないほどの衝撃だった
「親ばか」ってよくいうけど、まさに「超親ばか」でこういう愛の形もあるのかと自分の心が落ち着いたとこで残りの後ちょっとを読破した
短編だけど心に深く残る小説だった

★★★ Excellent!!!

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仕事中に読んで、仕事することを忘れるくらいに非常に濃厚なSF作品でした。
3万字と言う文字数にも関わらず、読了後には読者に訴えかけるものがある非常に濃厚なSF小説だと感じます。
後半の畳み掛けるような会話や、それによって紐解かれるこの作品真実。驚きの連続でした。

作品としてはこれで完結していますが、この作品が齎した問題は、必ず近い将来人工知能と向き合う事になるであろう我々人類にとって、考えなくてはならない問題なのではないでしょうか。

正しく”本作こそSFである" 
と胸を張って私はレビューを締めよう。

★★★ Excellent!!!

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とても三万字以内に収まった短編とは思えないボリュームでした。
世界観もしっかりあり、それでいて密度もある。

特に真実が明らかになった時の読後感は素晴らしいものがありました。

★★★ Excellent!!!

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見どころとしては主人公がAIと対話するシーンです。

このシーンは過去の状況や、通して語られる「フォン・ノイマンの呪縛」と言った語句の追及なのですが、踏み込んではいけない領域に足を踏み入れてしまっているのではないか? もし一瞬でも気を抜いたら取り返しのつかないことになってしまうのではないか? と言った恐れがムクムクと喉元まで出かけてブラウザを閉じたくなるような気分になってくるのですが、それでも読みたい! 先を知りたい! と言う好奇心に抗えない自分と言う物を発見しました。中盤からの畳みかけは素晴らしいものがあります。

この発想は衝撃的です。

★★★ Excellent!!!

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人工知能と少年の物語と言ってしまえばそうなのだけど、この作品って『進歩・発展』に対する問題提起?と深読みしてみた。

外れてたら恥ずかしい……。

色々学びがありました。
面白い作品をありがとうございます。

主人公め…。
KEELちゃんとあんなに親しげに会話して………妬ましい。
だれか私にもKEELちゃん下さい。

★★ Very Good!!

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 人工知能やビッグデータで人も社会も便利で安心という、幸せいっぱいバラ色の側面だけを夢見ていた自分に反省です。
 技術革新は人間の向上も求める、と分かっているつもりでしたが、なにしろ今度の技術は人間とは桁違いに優れた『超人』を作り出しかねない。
同じ人間だって全ては信用しきれないのに……。
 人工知能に代わられたくなかったら自分の人格を移植すればいい、とか簡単に考えてましたが、それってただ『移植人格』に名を変えた、もっとアブない(笑)人工知能を野に放つのと同じでは?とも気づいたり。
 しかし!人間はすでに自らの生存本能と、無制限的な欲求を伴う知性を持っている。素敵なピュグマリオンを創る誘惑に抗しきれるでしょうか。私達は高齢化し、妻や子のいない者も多い。素敵な老後や永遠の生命さえ与えてくれ、何よりオタクな夢も叶えてくれるかもしれない(笑)技術を拒めるでしょうか。なあに遺伝子操作で超天才になった実の子だって何を仕出かすか分からないのはおんなじだ(←もうほとんどヤケ)!
 『良心回路(プログラム?)』のようなものを考案してもらったり(←用語が昭和)、私達自身も親孝行や動物愛護や自然保護を学んで教えたり(←未学習か? そしてもしや俺達アリさん並みなのかっ!?)、人間を調べ人工知能に生かす過程で両者の向上を図ったりとか(←やっぱり楽天的)して、何とか人工知能の技術を開発・普及し活用していただきたい、と必死でお願いしたくなるくらい、インパクトのある作品でした。
 自分の事は棚に上げて恐縮ですが、人工知能はこういうことも考えられるしっかりとした人達に、研究や管理を任せねばならないと感じました。
 

★★★ Excellent!!!

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人工知能といえば、SF映画や漫画では人間を支配するものとして安易に敵役にされがちですが、この作品では人工知能とはどういうものかについて徹底的に考え抜かれ、それがストーリーに丁寧に練りこまれており、作者の方の作品や設定に真摯に向き合う姿勢を感じました。また、設定が論理的にしっかりしているというだけではなく、父と子の生き方、人工知能との触れ合いの描写から漂ってくるちょっとセンチメンタルな空気がとても良い。謎解き要素もしっかりとあり、まるで小さな小瓶に入った高級なジャムみたいに短いながらも濃密で味わい深い作品だと思いました。

★★★ Excellent!!!

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 父と息子の関係性とでも言うのだろうか。純粋に形に、それこそビー玉のように一歩間違えれば汚ない色模様になり兼ねないものを、ここまで澄んで描かれている。
 だからこそ、再読をしてを繰り返し、やっと言葉に出来た。
 彼が居たから(ビー玉は職人が丹精込める技と感覚があるので)、二人は成り立ったとすら、隠されて描かれてもいる点も凄い! と思え、勉強にもなりました。ありがとうございます。

★★★ Excellent!!!

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「結線か……。」
 極め付きの文系ゆえ、SFは、読みたいと思ったことがなかったのですが、技術系の言葉が氾濫した文章で、かつ私にとっては、読みにくい文体なのに、なぜ一気に読んでしまったんだろう……。
 ああ、これが文学なんだ、と納得しました。
 ★で評価するのも、失礼かと思いましたが、大きな大きな★です。
感想も、憚れるほど、感動したとしか言いようがありません。
 
 それで唐突ですが……。
 大きな器にたった一筆の釉で、価値を生み出す陶芸家の方に、
「貴方の作品は、一筆で高額な値段になりますね」
と言う方があって、その時に
「一瞬の筆ですが、私はこの一瞬のために、60年かかりました」
と答えられたそうです。
 なぜかそのことを思い出しました。
 
 この作品の、奥の深さは、生きていらしたこれまでのあらゆるものとの、結線によって、生み出されたものなのですね。
 人工知能については、専門家とそうでない人の間には、その情報に大変乖離したものがあると思います。作者が、文学という手法によって、その結線となりうることを証明されました。SFに興味のない方にこそ、ぜひ、おすすめしたい作品です。

★★★ Excellent!!!

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最初は「文章が好みだな~」くらいで読んでいたのですが
その”質の高さ”に脱帽、全面降伏いたします。

どなたかこの作品を映画化してはくれないでしょうか。

★★★ Excellent!!!

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何を読むべきか悩む人はこれを読めば良い。幸いにも短編だからすぐ読める。
「人工知能」という1つの生態系について思いを馳せられる作品だ。

物語は主人公の独白の形式で進み、父の死から始まった主人公の半生を追って進む。
文章は読みやすいが、無駄が省かれているわけでもない。感性に訴えかけるコードで紡がれていると思う。
主人公と人工知能「KEEL」とのやり取りも魅力的だ。

後半からクライマックスにかけての追い込みは、登場人物たちの緊張感まで共有できるようだった。
もしかしたら、貴方が研究者としての側面を自身に内包するならば、「KEEL」が決定的な言葉を放つ前に、主人公の父親と同じ結論に至るかもしれない。
残念ながらそれは人間としては倫理的に間違っているだろう。
ーーが、論理に従う研究者としては正しいと思われる。
どちらが良いという話では無いが。

SFとしてパッケージされているが、人間ドラマとしても楽しめる良作。

涙を流せるほど感動できたので、星3つ。

★★★ Excellent!!!

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何かを言わなくてはならない作品だと感じました。
この作品について語るべきだ、読んだからには何か語るべきだという責任感のようなものが、読後自分の中に芽生えました。だらだらと語るのは無粋ですし誰からも望まれないことでしょうが、それでもだらだら語ってしまいたくなる、そんな欲求も抱きます。
これぞSF、これぞサイエンス・フィクションです。現代より(恐らくはほんの少しだけ)人工知能が進化している時代。ネットから切り離され、独立稼動する人工知能と少年の出会い、そして成長した少年と人工知能との語らいが主軸に物語は展開します。この手の話だとほぼ確実に人工知能は人間こそ愚かな種だと断定し、サイボーグを量産したり人間を栄養素にしたりするのですが、この作品は敢えてそんな安易な結末には辿り着かず、延々と続くであろう対話を示唆します。
作品としては完結しています。それは確かです。文章量も一度に読み切るに程良く、文章の硬さも僕の好みです。でも何より素晴らしいのは、この作品が作品として完結しながら、物語には全くエンドマークを打っていないことだと思います。
中途半端ではなく、継続を示唆するエンド。対話のように、どちらか一方が打ち切らない限りは延々と続いていく物語の予感。それがこの作品内に充ち満ちています。続きを読みたいというより、続きを自分で考えたくなる。人工知能の出した優しい答えと、研究者となった青年の導く厳しい答え。どちらも妥協せず、折衷案を求め続ける。彼らは共存を望んでいるのか、それとも共存せざるを得ないほど進んでしまった技術に対し何らかの警鐘を鳴らそうとしているのか。作品として終わっても、物語としての処理は続きます。呪縛されたように延々と、です。

良質な作品でした。
何より作者からも対話を望まれているような、そんな気持ちにさせてくれる、本当に素晴らしい作品でした。是非この気持ちを、共有してみた…続きを読む

★★★ Excellent!!!

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人工知能は人類の夢であると思います。それと同時に新たな敵になりうる存在であるというのも古くから考えられているものです。
その人工知能と人間の友情と言いますか、絆が描かれているこの作品はとても素晴らしいと思います。
父との絆、周りとの関係、主人公の葛藤……終盤では涙が止まりませんでした。

しかし、それだけではありません。人間ではない。プログラムとしての本能、本質について踏み込んでいるのはとても面白く、同時にとても面白かったです。
私は人工知能や認知科学は専攻では無いのですが、ある程度かじっています。少しではありますが専門の知識を持って読んでいても自然に読む事ができ、楽しむ事が出来ましたし納得する場所、共感する場所がいくつもありました。

最高に面白い作品です!

★★★ Excellent!!!

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理系知識に裏打ちされた筆力で描かれる人工知能の描写は、読みやすくも精緻なSFのそれです。(そこまでSF多くは読まないので勝手な物言いしてますが)。しかし、知識さえあれば誰にでも書ける文章、というわけでもないと思います。「結線」という言葉の使い方や、「フォン・ノイマンの呪縛」といった言葉選びのセンスは、この作者様にしか出せないものではないでしょうか?

その一方、平和な会話に隠された僅かな矛盾点からロジカルに突き詰め、隠された真相を徐々に解き明かしていく様は、まさにミステリーのそれだったと思います。

私の貧困な語彙でなんとか表現するなら、「ミステリーとして読むなら、論理という骨格に基づき物語を組み立てるから当然面白い。そして同時に、論理という骨格それ自体がSFとして面白い」という印象を受けました。

そして、真相にぶつかる瞬間生じる切なさは、青春ものとして……もう何を何処まで詰め込んでるんだって話ですな!

★★★ Excellent!!!

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物語序盤小さな子供でしかなかった主人公が、父の自殺の謎を追い、父が作ったAIやそれに関わる人々と交流することで成長していく姿が丁寧に描かれています。
AIは人間と敵対する可能性を持ちうるのか。AIの反逆を起こさないためにはどうするべきか。一見人間とAIとの関係を軸にした物語に見えますが、同時に人間同士の関係の奥深さが表現されています。
物語終盤で語られる愛は、多くの読者に共感を与えるものとなっているのではないでしょうか。

★★ Very Good!!

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父親の自殺の真相を探るミステリであり、運動音痴で内向的な主人公の成長物語であり、人工知能を巡るSF小説でもあるこの作品。

一読すれば、作者さまの文章力の高さや頭脳の明晰さ、バックボーンとなる幅広い知識が過不足なく伝わる一作です。
文章に滲む誠実な人柄というのも加点対象でしょうし、AIのくだす最後の結論も泣かせる名台詞に仕上がっている。
スタンドアロン型のAIと、内向的な主人公がリンクし合っているのも芸が細かいです。

★★★ Excellent!!!

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単純に、これすごく好きです。
人工知能を扱う小説だと、AIの意識とか魂に主眼が置かれそうなものだけど、まさかの着地点という感じ。言うほどSFを読んでいるわけではないですが、そうきたか、と。
たぶん紙で読んでたらちょっと泣いてました。
というか、書籍で読みたいです。

良い時間をありがとうございました。

★★ Very Good!!

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父の自殺から始まる少年の物語。

短編でありながら
完成度が高くストーリーに緩急もある。

最初に小難しい単語が並び立てられると、その分野に明るくない人は読むのを諦めてしまうが、この作品は世界観を壊さない程度の人間性が文章に現れているので、私には読みやすかった。