読んだ後に心がほっこりして、希望の光を抱けるようなお話を目指している、モノ書き修行中です。 「カク」も「ヨム」も基本的にハッピーエンドを好み、読後の幸せ感…
時に静謐に、時に荒々しく綴られる『過去からのボトルメール』。著者の生活の内に抱いた抒情が美しく、一日、また一日と書き散らされる。そのベランダで書かれる最後の話まで、私は読んでいたい。
コツコツ、と。心を軽くノックする作品。ガツンとした衝撃もなければ心を踊らせるわけでもない。包み隠さない、灰色の文。ちょっとだけ周りを細かく見つめて感傷に浸る。自身を気取らない。けど純文学気取りの…続きを読む
読む価値はあると、僕は思う。こんな小説、僕は今まで読んだことが無かったけれども、どこかで知ったような感慨に浸ってしまった。素晴らしい作品だと思います。
スレた雰囲気の文章から、純文学を気取りつつも何も飾りたくないという感情が伝わってきたように思えた。何も起きない、それでも物語にはなる。インパクトだけを重視した小説が世を席巻する中で、呼吸をするよう…続きを読む
もっと見る