時に静謐に、時に荒々しく綴られる『過去からのボトルメール』。著者の生活の内に抱いた抒情が美しく、一日、また一日と書き散らされる。そのベランダで書かれる最後の話まで、私は読んでいたい。
とにかく引き込まれるんです。引き込まれて、感情移入してしまう。読んでいる間、読者はこの私小説の主人公になる。だからある意味読者が「おれひとり」というのは事実なんですよね。素敵です。
最初は少し覗いてみるだけのつもりだったのに。静かな文体にいつの間にか次のページを捲っている。
1話目読んでぞわっとしました。あとでじっくり読ませていただきます(*´ω`*)
他に言うべき事が見つかりません。
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