短編ですが、描写される世界観が本当に詩的で良かったです。
テーマパークが興味深くまた、成人の儀式というものが他の国にもある事を知りました。成人して、このテーマパークへ行くというのは、岡山の人にとってはどんな意味があるのだろうか?読んでて、面白い小説です。近隣の人達なら、何かできる事がありそうですね。
岡山において大事な成人の儀式は空を渡る事だった。渡り切るには度胸だけでなく、恐怖心を克服する必要もある。正に勇気が試される場面と言えます。しかし、恐怖の先には雄大な景色が広がっており、言葉に表し切れない達成感を覚えること間違いなし。そして風景の描写も然る事ながら、短くも味のある登場人物の遣り取りは妙に心に残りました。
遊びに行ったことはないが、存在は知っています。中国地方に住んでいた頃、瀬戸大橋で折り返すドライブに時々連れて行ってもらっていた空中散歩は橋より目線が高かったのだろうか?想像でしかないが、その絶景が目に浮かぶようだ
これ系好きかも^ ^
街コンの要素を織り込んだ極上のミステリーだと思った。最初から最後まで、小さなヒントを散りばめながら、テンポ良い会話でお話は進み、次々に明らかになる事実。いや、本当の事実はきっといまここではない、未来に待っている気がする。読後感が堪らない、大好きなお話の一つとなった。あちこちでお名前を拝見してとても気になっていて、やっと読めて嬉しい。素敵な作品に出会えたことを感謝したい。
これ、やりたい。男になりたい!
だって下を向くと怖いんだもーん!そりゃ前を向いちゃいますよ、こんな状況じゃ。だけど話の流れがとても美しく、特に女医さんがすごく素敵な方で、読み終わる頃には感動していて、本当の意味で前を向きたいと思いました!!
こういう終わり方がいいです。乗る気になるし、乗らせますよね。でもそこまでの覚悟がいる乗り物なら、自分は乗りません。
私も岡山県人の端くれとして、子どものころに乗りました。子どもだったせいか、それほど怖いとは思いませんでしたが、あれ、恐怖にすくんで動けなくなると、後ろから来た人たちみんな渋滞して止まってしまうんですよね。行くことも退くことも出来ず、ただ前の人が動いてくれるのをひたすら待ってるっていう恐怖。……大人になってしまった今はもう絶対に乗れません……。
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