花咲く都のドールブティック

作者 冬村蜜柑

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★★★ Excellent!!!

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乙女心をくすぐる可愛らしい異世界を舞台に、穏やかで賑やかな日常が詰まってます。
剣とドールに明るい快活なヒロインが、お店のきりもりや事件の解決に活躍する姿が魅力的で、悩みを抱えたゲストキャラクターとヒロインとの交流に温められます。
友達とのお出かけや恋もあるかもです。

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★★★ Excellent!!!

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 ふわふわした甘いだけの砂糖菓子ではありません。
 れっきとしたお仕事ものでした。
 ドールの可愛さ美しさはもちろんですが、そうでない部分もきっちりと描かれています。

 主人公のメルことメルレーテ嬢は新米ドールドレス職人。
 まだまだ未熟ながらも、お客様やそのドールひとりひとりのことを考えて、一生懸命それぞれに合ったドレスを作っていく。
 お客様はみんなそれぞれに事情を抱えていて、つらく悲しい過去を癒すためにドールを大切にしている。そのドールのために、メルはドレスを作る。

 レビューではたくさん「可愛くてメルヘンで女の子のための世界」と書かれています。
 もちろんその面も素敵です。ドレスの描写は細かく書き込まれているし、恋模様も甘く苦しく溶けてしまいそうになるし、ドールとは直接関係のない町や貴族の邸宅や湖、はてやケーキやお茶の様子まで綺麗でお洒落。
 でも私が推したいのはそこではないんです。
 この作品はお仕事ものなんです。
 メルは本当にドレス作りが大好き。その大好きなドレス作りを通じてお客様を幸せにしようとしている。ドレス作りやお客様と向き合う姿勢は真摯そのもので、ものづくりとは何をすることか、顧客を大切にするとはどういうことか、仕事と趣味の違い、仕事と恋の両立、そういうところも丹念に描き出されています。
 メルはドールやドールドレスを売るために自ら看板娘としてドールドレスのようなドレスを纏っています。でも本当は、その長く美しい髪も「作業の邪魔」だと考えている。美容の大敵なのに作業は寝ないでやってしまう。しかも彼女はもともとは騎士志望で、今でも十二歳の女の子を抱っこして運べるほどの力持ち。ドールが好きでドールのような見た目だけど、ドールではないんですね。彼女はあくまでドールドレス職人なんです。
 メルの師匠のシャイト先生も魅力的。彼はまさに職人。人間とコミュニケー…続きを読む

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★★★ Excellent!!!

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おとぎ話の世界を、あますところなく表現したような、美しく、かわいらしい小説です。

主人公は、人形のための服や靴などを売るお店――ドールブティックで働く少女。

美しい世界観に負けない、文章の緻密な繊細さ。その文章に浸り、綺麗なものに囲まれた世界を旅するのは、読書好きとして、至上の喜びです。

★★★ Excellent!!!

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かつて目指していた道は崩れた。
だけどそこで終わらない、新しいドールの世界へと入っていく・・・

私自身がこの作品で特に感じるのは、一つ一つの描写が細やかな点です。
その世界で織りなす人物たちの描写はもちろんのこと、料理や日常風景、そして何よりもドールに対する描写とてもが細かく描写されていてました。
この物語を読んでいると、まるでその世界に入り込んでいるかのように感じられ、ドールに詳しくない私も、主人公たちやドールたちと一緒にいるように感じられます。

そんな愛らしいドールたちとの世界に、ぜひ一度、ご覧になってはいかがでしょうか

★★ Very Good!!

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ドールブティック茉莉花堂は、ドール専門のブティックショップだ。
可愛らしいドレスに靴、小物……見るだけで楽しい品が並んでいる。

メルレーテはそこで店員として働く、ドールドレス職人見習いである。

彼女が接客する人は様々だ。
貴族の夫人や令嬢、令息。その中にも、ワケありの者たちがいる。
彼女たちが持つ人形には時として、悲しくも大切な思い出がたくさん詰まっているのだ。

メルレーテはそんな人たちと関わりながら、ドールに寄り添う。

可愛らしいドールと、そのドレスに込められた思い。
そんなドールたちの物語を、これからも紐解いていきたいと思える作品だ。

★★★ Excellent!!!

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剣を使えなくなった騎士のヒロインが、ドールドレスの世界に入っていく。そのうち、彼女の夢はドールへと傾いていく。
最近、ここまでメルヘンなものを読んでなかったのですが、いざ読んでみるとスッと入ってくるのは、作者様の文章力のなせる技だと思います。

衣装や小物の描写が特に細かい。ドールドレスをまったく知らない自分がその服装をイメージできるのは、まさにこの描写のおかげです。
第1章を読みましたが、「はうう、可愛い~」とニマニマ読んでました。

可愛いものを、文章でも可愛く書ける。それがどれだけ難しいことか。
読んでいて心がほっこりする、とても素敵なお話でした!

★★★ Excellent!!!

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ドールブティック。その名のとおり、人形のドレスを作る専門店。お店の売り子であり、縫い子として目下修行中のメルが、この物語の主人公です。

お店を訪れるのは、大切なドール――分身を抱きしめた人々。分身のための可憐なドレスやインテリアを求めています。
吟味に吟味を重ねるはずだったのに、笑顔満開のメルによって、お財布の紐はするする緩む解ける。家計に大打撃。

その一方で。
メルの作るドールドレスは、それを纏ったドールを通して誰かの心を癒し、温めていきます。
もちろん、恋い焦がれる相手――白薔薇の貴公子様の心も。

沢山のドールに囲まれて暮らしている貴公子様――この人の心を真に温められる日は、まだまだ遠いのかしら?


そんな、実は身分差な恋の行方とか。
メルが一人前の職人と認められる日が来るのか、とか。
また、世間を脅かす不穏な物品とか謎の組織?の存在とか。
可愛らしいだけではなくってよ!
フリルとレースに縁どられたドキドキハラハラを、一緒に追いかけてみませんか?

★★★ Excellent!!!

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レース、ビロード、紅茶に甘い砂糖菓子…。

そんな遠いヨーロッパの御伽噺のような可愛らしい世界が広がる作品です。

衣装の描写が細かく美しく、個人的には嶽本野ばらのロリィタ小説を彷彿させられ、うっとりした気持ちになります。

可愛いものや綺麗なものなんて、もう求める歳じゃない!そんなルックスじゃないもの!
そんな言い訳をし、好きなものに蓋をしてしまっているお嬢様方。

この作品を読んで自分のかわいいものへの欲求に素直になってみてはいかがでせうか。

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★★★ Excellent!!!

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ドールがテーマのこの作品、何より引き込まれるのはその描写の細やかさです。
作り込まれた世界観を、目の前にあるように語られるので、まるでそこを良く知っているような気になります。
作り上げられた料理の描写も、或いは人物像も、そしてそして、何よりも華やかなりしドール達!
彩り豊かな、色が薫ってくるような文章。もしかして、人形なんて興味ないよ、なんて強がっているあなたも是非一度読んで、この世界に旅立ってみてはいかがでしょうか。
一度でもそのお店のドアをくぐったなら、ちらりとでも、そのお店のショーウインドウを覗いたなら。
きっと、強がる余裕はありませんよ?

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★★★ Excellent!!!

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_ひょんとしたきっかけでドールドレス職人になった主人公がドールを通じて人を救っていく物語_

 作者さんの表現も具体的でわかりやすく読みながら主人公やお客の視線やお店が目の前に広がっていくような作品です。
 ファンタジー小説のようなふんわりとした高級感と花の香りが漂う花咲く都へぜひ旅をしてみてはいかがでしょうか。

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★★★ Excellent!!!

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ドールブティックの物語。
剣を奪われた少女は、ドレスとシューズ、ソックスにアクセサリ、そして花のように香しいドールの世界に招かれていく。
正反対の世界で、少女が失っていた何かを取り戻す物語。

文章がとても綺麗。
流れるようで、手の込んだ縫い物のようでした。縫製の跡までしっかり整えているような、そんな印象。地の文がかなりみっしりしているので読み応えもバッチリです! 難しい言葉が羅列してあるわけではないので、密度の割にはスイスイと読み進められるのも素敵。

少女漫画と言うよりは童話の世界に近い、綺麗で優しい物語。
登場するドレスの描写が素晴らしく綿密で、想像するだけで実際に「ああ、きっとこんなデザインなんだろうな……」と実際自分のドールに着せてみたくなりました。
……これだけのデザインで60cmドール用だったらめっちゃ高いだろうな……さすが貴族御用達……とか、そんなことも思いつつ(笑)。
この、登場するドール達(と、ドレス!)への愛着と愛情が、読み手である自分にまで伝わってくるようでした。キャラクタもどこか優しくて温かい。ひねくれているようなキャラでも!

……ヘッドとメイクさえ無事ならボディは何とでもなるもんね……! と、ドライなドール好きらしく呟いたところで。
素敵な物語を、ありがとうございました!

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★★★ Excellent!!!

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剣を奪われた騎士見習いの少女メルが飛び込んだのは、未知なるドールドレスの世界。

そこでは何もかもが小さく誂えられ、誰かに『お迎え』されるドールが、いつかのその日を待っている……。

この設定だけでわくわくできて、さらに本編では胸がときめきっぱなしでした!

一言で言うなら、かわいいの洪水。
ブティックに並ぶお衣装や小物も、メルが生み出すコーディネートも、色形にとどまらずディテールまで詳細に描写されているので、頭にデザインがはっきり浮かぶんです。

さらに個性豊かなキャラクターが紡ぐストーリーは優しさに満ちていて、気づけばメルの『ドールを通して誰かを幸せにしたい』夢を応援しながら読んでいました。

レースにフリル、ドールと魔法と多種多様な種族が織りなす、ミルフィーユのようにやさしいお伽噺をぜひ味わって。

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★★★ Excellent!!!

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花咲く都の、春と夏。
ということは、秋と冬もあるのかしら、と思いつつ。

二章まで読了しました。
リアルに寄り添いつつも、ドールオーナーたちがいつも夢見ているようなファンタジー要素を加えた、花咲く都のドールたち。そしてメルちゃんや先生が作られる素敵なドレス!
ほんと、行きたいです茉莉花堂……むしり取られる()ということは分かってるんですけど、茉莉花堂さんならいいです。行きます。

わたしもドールオーナーの端くれなので、素敵なドールのお話という点に惹かれるのですが、背景となる世界観の設定や、登場人物の人間関係、地の文の細やかさ、全てにおいてレベルが高い方だなあと思います。
特にドレスと食べ物の描写の魅力は卑怯。

ということで、ほんとに楽しませていただきました。また続きを楽しみにしております。

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