飯田太朗

僕、飯田太朗はかつての親友が「静謐の教団」という新興宗教に入信していたことを知る。しかしその宗教団体は黒い噂の絶えない存在で、親友の現在も危ぶまれた。 親友と僕との共通の知人を介…

春の妖精についてのエッセイです。 僕が最後に会ったのはもう十年以上も前。今でも一緒におしゃべりします。 皆さんは会ったことはありますか？　いつ会いましたか？　今でも一緒にいますか…

時宗院高校『学校の怪談』 「七月八日の午後四時四十分は放送設備が使えない」 この奇怪な謎に、先崎秀平が挑む！　 ※『開けてしまった密室』『ツリーハウス殺人事件』のスピンオフです。

小説の題材としてひなまつりについて調べていた僕、飯田太朗は「ひいなまつり」という存在を知る。その「ひいなまつり」を調べている最中に、「ある神主の告白」というブログを見つけ……？

雪国に住む猟師の男は孫娘をいじめ自殺に追いやった女子高生を殺害することを決意する。 殺害に当たり様々な凶器を検討するが、彼が選んだのは意外なもので……？　

学校を駆け巡る醜聞《スキャンダル》を制御して来るべき体育祭を守れ！　 これは青春の防衛に全力をかけた生徒たちの物語。 ＊ 神奈川県立湘南高校。 日本一の体育祭を謳う進学校だ…

恋人に浮気された私は、ある日そいつを殺すことを思いつく。 完璧なプランを立てて実行に移した私。 しかしそんな私の元に、妙にラフな格好をした刑事が現れて……？　

僕、飯田太朗は〆切が迫った作品を一気に仕上げるためにKADOKAWA本社にて缶詰を敢行する。担当編集者の与謝野くんに頼んで会議室Aを押さえてもらい、そこで日がな一日作業をする予定…

これは僕、飯田太朗が大学生の頃の話。 犯罪心理学の講義で少年院の監察に同行した僕は、そこで「笑顔を作る」虐待をした少年と出会う。 僕は「笑顔」にまつわる猟奇事件と対峙することと…

僕、小説家飯田太朗の元に今をときめく売れっ子女優、橘田朱音が依頼に来る。何でも彼女の祖母が降ヶ丘団地という団地に住んでいるらしく、老人ホームに移したいのだが祖母が頑なに団地を出た…

「いがす」その一言だけで万病を治すという奇跡の人、五月女宗吾。 そんな彼の「奇跡」を研究するべく、五人の学者が集められた。 果たして研究を行う施設内において、この五月女宗吾が胸を…

僕、飯田太朗はある日、精神科の石黒氏から相談を持ち掛けられる。 曰く、日本列島を縦断する奇病があり、それはどうもある特定の精神症状を引き起こすそうだが……。

私はジー。 ヒューマンジーのジー。 ヒューマンジー、とは、ヒューマン（人間）とチンパンジー（猿）の合体語。 つまり、私は……。

神奈川県立湘南高校の一年生、鈴木辰人と鈴木吉高の二人は新聞部室で「上履きでどこまで行けるか」について話し合う。何を隠そう湘南高校の生徒は「学校の敷地内と判定できる範囲なら上履きで…

人生を振り返りつつ、妻への感謝も込めて。

僕、飯田太朗の元に東大で人工知能の研究をしているという学者が来る。何でも父の死の真相を知りたいらしい。父はダイイング・メッセージを残していた。曰く。 「プスーヒョロギィ」

僕、飯田太朗は高校時代の恩師、時曽根先生に導かれ岩手県は遠野、隼峯村へと向かう。何でも先生の家の遺産相続問題があるらしい。田舎の寒村に似つかわしくない巨大な西洋館、それこそが先生…

Googleマップで自分が昔行った場所を見返すことが趣味の私はある日、山の祠にピンが留まっていることに気づく。 「ずっと見てました」 レビューにはそんな文言があり……？

〆切をギリギリでクリアした僕、飯田太朗は担当編集者の与謝野くんから一本のワインを飲まないかと持ちかけられる。何でもイタリアの貴重なワインらしいのだが、飲もうとすると……？

ウクライナからの難民、レーシ・シェウチューク少年は爆撃から避難する際、幼い妹を連れた母親と離れ離れになる。別れる直前、母が「お父さん」と叫んでいたことから、フィンランドで学者をし…

時宗院高校が他の県立高校と違うところのひとつにツリーハウスがある。かつて学生運動の生徒が勝手に作ったとされるものだが撤去されていない。そしてこのツリーハウスは毎年文化祭の日、特別…

僕、飯田太朗はある日駅で「カメレオンボーイ」と名乗る少年に出会う。誰からも無視されるその少年は「駅で見かけた変な人の話をするから、その人が何故そんな行動をしたのか当ててみろ」と挑…

山の滑落事故、通り魔による殺人、子供の入水事故、いずれの事件の死亡者も、みんな眼鏡をかけていて……？

剥製職人見習いの僕は弟弟子の少年の腕に嫉妬する。ある日「東洋で『色鳥』と呼ばれる鳥の剥製を作れ」という課題を出され……？

飯田太朗こと僕はドイツ人の知人シュンペーター氏より「日本の北海道に生息する珍獣、ポラップポラップを探したい」と依頼される。聞いたこともない動物で首を傾げる僕だったが……？

男、真司は熟女好き。何となく課長が気になっている。 女、里恵子は仕事一筋。でも日常に退屈している。

エルミリア公園の林の中から埋めかけの棺が発見される。中からは町一番の美女、美容研究家でもある女性マリアの死体が。裸の死体はどうも情事の果てに殺されたものだと分かるのだが、相手の男…

1960年代アメリカ。 片田舎に住むとある夫婦の元に配達人と名乗る男がやってくる。彼は夫婦に箱を渡すと「この中には百万ドルが入っている可能性があります」と告げた。「可能性？」と妻…

低級の神様である「私」はまだ名前さえ与えられていない。各地の神社に助っ人として派遣されることで民衆の願いを叶えるアルバイトをしていた。 だがある日天照大御神のご温情で専属の神社を…

ご主人様にはには三分以内にやらなければならないことがあった。シェーンランターンクァッセ広場に出るという怪人を、この手で逮捕することである。

サンエンドウソジンの正体を求めて遠野の山奥へ向かった僕こと飯田太朗。そこでサルヒキサマと呼ばれる神社にたどり着く。そこで出会った女性。彼女は……。

僕こと飯田太朗は文学賞の選考委員として授賞式に参列する。 だが受賞者の新人が姿を現さず……？

サンエンドウソジンという神様に関する民間信仰を調査しにきた僕こと飯田太朗。 その神様がいるという岩手県は遠野の山中で、不思議な神社に出会う。 そこにいた猿の石像。その手にはサイコ…

僕、飯田太朗の元に、一人の女性がやってきた。なんでもスパムアカウントに悩まされているという彼女。しかしその裏には、大きな影が……？

「禍魔《まがつま》の仮面」という古の呪物が見つかった。そんな報告を受け、推理作家の僕、飯田太朗は一路長野県軽井沢へ。しかし道中乗っていたバスが事故に遭い、軽井沢町近くの吾嬬村《あ…

アメリカ生まれアメリカ育ちの十七歳、エミリーこと英美里。友達とIT企業を立ち上げるほどの秀才。ところが方針の違いから会社を追い出され、父が日本に帰ることも決まったため渋々日本へ。…

※登場する作家はカクヨムに実在する作家です。 創作電脳空間「カクヨム」。ここではWeb小説家たちがそれぞれの作品の「能力」で生活を営むことができた。 ……そんな「カクヨム」に異変…

僕、飯田太朗は強烈なスランプに陥り作家生命の危機に。途方に暮れて歩いていたところにある邸宅が。「悩める作家、お入りください」とある看板を見て、まさに自分のことだと入ることを決意。…

県立時宗院高校のシャワールームで、若手教師が死体となって発見された。現場になったシャワールームは密室。さらにシャワーを浴びるための個室にも鍵がかけられていたどころか、シャワールー…

【第1回カクヨム短歌・俳句コンテスト短歌の部】応募作

【第1回カクヨム短歌・俳句コンテスト俳句の部】一句部門応募作

文学帝王……人々にそう呼ばれた男が死んだ。 セントクルス連合王国。「魔蓄」と呼ばれるブリキの魔法道具が普及し始めたこの国で、私とシャロンは文学帝王の姪、クリスティーナと知り合う。…

この頃思っていることの話です。

作家、飯田太朗はある日、編集者の与謝野明子から「『茶わんの中』の茶わん」を受け取る。どうもリドルストーリー『茶わんの中』に出てきた茶わんらしく、これに茶を注ぎ飲み干すと……？

作家、飯田太朗の元に「ヘラクレス症候群に罹患した」という外科医がやってくる。どうも、意図せず怪力を振るってしまう病気らしいのだが、この病気に飯田は解決策を見出し……？

作家、飯田太朗は大学教員としての顔も持つ。ある日、そんな飯田の元に「自分の葬式を見た結果死んでしまった」という話が舞い込み……？

作家、飯田太朗はある日、担当編集者の与謝野明子から「ぐちゃぐちゃ池」の話を聞く。何でも沖縄の果てにある池らしいのだが、折しも小説のネタに困っていた飯田はその池を訪れることに決め……

留守にした伯父に代わって海辺の民泊の番をした俺。 その時やってきていた綺麗なお姉さんと、熱い一晩を過ごす。

私には密かな楽しみがあった。 仕事帰り、たまに、駅の近くにある個人経営の本屋に寄るのだ。 そこの店主が、なんというか……。 でもある日、彼氏に浮気をされてから、全てが変わった。 …

ある女子中学生がいじめを苦に自殺する。それをきっかけに学校では生徒会長の恋本がいじめ撲滅を掲げ生徒会活動を始めるのだが、周囲で「ぬばたま様」の噂が流れ始め……？