概要
そうでごぜぇますね。まるでちょっとしたミサイルのような……。
雪国に住む猟師の男は孫娘をいじめ自殺に追いやった女子高生を殺害することを決意する。
殺害に当たり様々な凶器を検討するが、彼が選んだのは意外なもので……?
殺害に当たり様々な凶器を検討するが、彼が選んだのは意外なもので……?
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!倒叙形式で綴られる「つらら殺人」。その完成度の高さに唸らされました!
推理のロジックがとても美しく、自分でも謎を解いてみたい、と自然に考えさせられる作品でした。
主人公はかつて猟師をやっていた老人。彼は孫娘の香が学校でいじめに遭っていたことが原因で死んだと知り、復讐を決意する。
いじめの首謀者である沙織子を殺害する方法を模索し、「つらら」を使うのが最適であることに気づく。
ネックとなるのは、「つらら殺人」。推理クイズなどの「基礎編」でも登場する、定番中の定番な殺害方法。
このアイデアが使われたのは、古くは大坪砂男(「魔法少女まどか☆マギカ」を書いた虚淵玄の祖父)の「立春大吉」という作品にまで遡れ、いわゆる古典中の古典、基本中の基本とも言えるほど…続きを読む