杜松の実

内向的で大人しい蛙女。 小柄でずんぐりとしていてボテボテ歩く蛙女。 長く伸ばした前髪の奥に隠れた大きな瞳と大きな口。 誰にも気にも留められず、 荷物を落として難儀していても誰も…

十二支を順番に覚えるための文章を作ってみました。 ダーク的な文になりますので、お子様にはご紹介しないでください。 自主企画「笑いのヒトキワ荘・第五回大会　ブラックユーモア杯」…

"健全"な三角関係にはなれなかった少年少女の話。いっそバチバチやり合えたら良かったのにね。 「学生時代好きな人がいたけど、あの人には自分より相応しい人がいるとか、これはLove…

前世の記憶を持ちながら、命を繰り返している“僕”。 双子の“かたわれ”とともに生き、幸せになることを願う物語。

【「カクヨムWeb小説短編賞2020」中間選考通過作品】 　クリスマスの夜、一人職場に残り、働いていた主人公。そこに、別の部署の女性が訪れる。彼女が来た理由は……。 （カクヨム…

砂漠の街でキャラバンに参加して独りで生きている少年、サルファ。 キャラバンから帰還した日に出会ったのは、カーニヴァルに踊り子として滞在している乙女・アリージュ。 サルファはアリー…

「よりによって、今日が雨なんてね」 「今日は雨だからな」 数え切れぬ程繰り返された、俺と彼女の会話。 だけど、それもいつか途切れる日が来る。 その日も、雨は降っていたけれども。

「私、いまから自殺しに行こうと思う」 恋人がそう言うから、特に予定もなかったし、付いて行くことにした。 ＊　＊　＊　＊　＊ 悲しいお話が好きな方。是非読んでみてください。

――山城の国小椋といふ所の農人、久しく心地悩みけり。或時は悪寒発熱して瘧の如く、或時は遍身痛み疼きて痛風の如く、さまざま療治すれ共しるしなく、半年ばかりの後に、左の股の下に瘡出来…

性癖：欲情とは掻き立てる想像力 「第三回性癖小説選手権」という企画名に興味を惹かれ参加させていただきました。

性癖：ハオルチア（植物） 性癖：擬人化 性癖：瞳の綺麗な描写 性癖：人外との温度差（物理） 性癖：甘やかされる つい最近ハオルチアという多肉食物に変なハマり方をしてしまったの…

琵琶湖上空に突然姿を現した、超巨大なビワコオオナマズのお話。 性癖：空を飛ぶ巨大な魚類

性癖：恐怖に誠実 性癖：架空のインタビュー 性癖：フェイクドキュメンタリーホラー 性癖：メタ展開

性癖:男らしい女顔の美形 性癖:いっぱい食べる男の子 性癖:カッコよく煙草を吸う人 性癖:男のクソデカ感情 多分、BL風味？ 第三回性癖小説選手権に参加させていただきます。よろ…

私たち、蟻で文字です。蟻文字です。そういうことです。

人間交差点「静寂の刻」 その刹那に、人は何を想うのか…… 一話完結の叙情詩や超掌編散文集でございます。お暇潰しにどうぞお立ち寄りくださいまし（笑） 投稿は不定期です。夜に書くか…

時々、たまらなくアホな話が書きたくなります。 でも、書いてるうちに、これ、ほんとにおもしろいの、と疑問がわいてきます。 ああ、シウマイ弁当が食べたい。

素敵な心地良い日の嫌な夢。

性癖：原因とかがよくわからないままに終わる投げっぱなし怪談（なるべく短いやつ） 「第三回性癖小説選手権」によせて書きました。 ※小動物が死にます。苦手な方はご注意ください。

性癖：眼鏡男子 性癖：無防備な瞬間 性癖：なにかが芽生えるとき 性癖：ピアノを弾く男、およびその手 性癖：好きな音楽の共有 性癖：やまなし　おちなし　いみなし 第三回性癖小説選…

それは、いわゆるマネキンとは、趣を全く異にしている。全体に作りが稚拙であり、表面の磨きも不十分だ。大人と同じくらいの背丈であるのに、比して足がやたらと短い。直線的、と表現するのが…

性癖：何かのきっかけで垣間見える人間の狂気がぞっくぞくする。

性癖:「○○って良いよね」「私もそれ好き」という会話をすることなく、お互いがお互いの好きなモノについてを知り、通じ合う瞬間。 (『ユージュアル・サスペクツ』（The Usua…

性癖：異常事態に淡々と対処する人 性癖：可愛がるのにちょうどいい生首（切断面がぐちゃぐちゃしない、腐らない、見た目がきれい、自力で移動できる） 「第三回性癖小説選手権」二作目…

性癖:口移し

性癖: 劣等感の強い人が唯一自慢していたものを好きでなくなる瞬間

性癖:最愛の人から向けられる悪感情

・性癖：強面でガタイのいい成人男性が可愛いスイーツを食べる様子 ・性癖：動物の形のスイーツを可哀想と思わずに容赦なく食べる女性 あらすじも大体そういう感じです。好きなものだけを詰…

クラスのリーダー的存在のエース、沼田波が何者かによって殺された。沼田波は、美人で人気者。先生からの信頼も厚い生徒だったのに、なぜ殺されなければいけなかったのか。

米国による占領が続く戦後の日本。僧侶の放火によって1950 年焼失した鹿苑寺金閣は、米国の手によって再建計画が進められる。ヤード・ポンド法で引かれた図面によるまやかしの再建に失望…

私は妻の頬を打った。ぱちん、と冷たい音がした。もう一度、その頬を繰り返し撃ってみた。ぱちん、と今度はやや熱っぽい音がした。妻は、動く様子がなかった。私は、再び同じ頬を打とうとして…

性癖：虚構作品の解説 　　　 @dekai3様主催、自主企画【10文字から】第三回性癖小説選手権【4万字まで】参加しました。 また、笑いのヒトキワ荘・第九回大会「幻想ユーモア…

こむら川２作目を書いてみました 虫をいじめる少年が死んだりしますがふつうの厭世作文です

店にはシーラさんがいた。シーラカンスのシーラさん。男を変えるたび、シーラさんは整形手術を繰り返してきた。今では口がちゃんと閉まらない。ギギギギと軋むような音を立ててシーラさんは言…

思い浮かんだ短い不思議な話を書いています。三百四十二。

私は魂を売ろうと悪魔を呼びました。 けれど、金色の彼は断固として首を縦に振らなかったのです。 まじりモコ様のお題で短編書きませんか？　『私の骨で着飾って』に参加させていただ…

カクヨムコン6に参加しての、赤裸々な、私的記録。 その海は思ったより、広くて、深くて、しょっぱくて。 でも参加したことに後悔は無くて。 だからこそ、こんな感じだったよー、と記録を…

「月が肥えていく間、このテラスで会いませんか？」 白く細い月が浮かんでいた夜、私と彼は出逢った。満月になるまでの間の期間限定のお茶会はおだやかに続いていたが、もうすぐ満月の日が…

美雨さんの文章は、驟雨でもなく、霧雨でもない。一定の雨脚でぼくの心に降り注いでくる。極度に激しかったり、弱かったりせず、常に適度な質量の淋しさと、おだやかな美しさがその言葉たちに…

交通事故に遭い、下半身不随になってしまった兄。それでも希望を捨てきれずに立ち上がろうとして車椅子ごと倒れるという行動を繰り返していた。そんな兄の姿を見ていることしかできない弟が、…

学生寮は混沌の領域。閉鎖的な環境で暮らす男子はただ生きるだけで青春する 短編集です。　一話で終わらせる予定だったけど大学寮に居た頃が懐かしくなったので他にも書こうと思います。 …

真夜中の空腹。クレープを食べ始める。 こんな感じの愉快な職場です♪ 八幡西県研究室様の夜中にクレープを食べるシーンを読みたいですに参加させていただきました。 夜中にクレープを食…

コンビニ店員の女性に想いを寄せる36歳男性の物語

冴えない清掃用品の営業マン、江口雄大の夢は小説家になること。渾身の自信作「陰気で目立たないキャラの俺がファンタジー世界で最強ハーレム、イケメン魔王は泣いても絶対に許してやらない」…

４月２日。新宿駅東口アルタ前。そこが先生に指定された待ち合わせ場所。 先生と生徒でなくなった私たちが、はじめて逢う日だった。

義兄が死んだ。残されたのは、義兄の死が受け入れられていない姉と、姪の亜里沙。 義兄の死から一週間経ち、私は亜里沙と海へ向かう。 大切な人の死に、人はどう向き合えばいいのか？を問…

放課後、いつも技術室で過ごしている『僕』。 同級生の坂本さんは、技術室にやってきてはマニキュアを塗っている。 彼女に手を掴まれ、動けなくなった僕。「そのままね」と言い、坂本さん…

ピアノを弾く僕と、母の物語。

男は毎週花屋に寄り、花を買っていく。とある男の、罪悪ともいえる花への愛をつづった物語。 ※自慰表現があります。苦手な方はご注意ください。

原稿用紙5枚。 お題を元にした作品。お題は「凡庸」。