紙の妖精さん

ここでは過去に作った詩や掌編小説のようなものを推敲してお届けしたいと思います。ふと浮き上がる思い出に触れ、楽しんでいただけたら何よりです。

誰も来ない何処かの倉庫で、何でも一生懸命な腹ペコゾンビと、ゾンビを見守るベルのオバケの、誰も知らない短いお話。

　私が幼い頃はこんなにも暑かっただろうか。 記憶は定かではないが、まだ幾分マシだったようにも思う。 猛暑、酷暑、夏日、真夏日、猛暑日、過去最高気温記録。 私達が耳馴れてしまう間に…

どんな人の記憶にもあるんじゃないのでしょうか？ 経験していれば『それ』として。 どこかで聞いたり読んだりしていれば『それ』として。 残っていれば『それ』で、こうして言われて思い…

クロノヒョウ様主催の自主企画『第59回「2000文字以内でお題に挑戦！」』参加作品です。 私を悩ます不穏なメロディーは、他の人には聴こえなかった。

人の足元をすり抜けては精気を吸う妖、すねこすり。 ビルの警備員が見た姿とは……

考える。 悩む。 のではなくて、反対の。 普通。 自然。 もしかしたら。 あるがまま、我儘。 な、だけかも^^;

不定期に更新します

あるお猿のお山のテングザルの子供、テンちゃんの優しくてほっこりする日常童話ばなし、 728文字と短いのですぐ読めます、よろしくお願いします！

海外で食べた“日本食”に感じた小さな違和感。 その後、日本だけに生きる発酵の生命を知った瞬間の驚き——。 見えない菌たちがつくってくれる“ぬくもり”を思いながら、 今日の湯気に…

──そろそろかな……来た！ 雨の日の放課後、こっそりとアイツを待つ俺は、今日も偶然の出会いを装う。 この気持ちには、気付かれていないはず──。 好きな子と何とか接点を作るために…

魔女に育てられた戦争孤児、オーヘン。 魔術と科学に天性の才を発揮した彼は、やがて著名な発明家へと成長する。彼の発明品たちは人々から争いを無くし、世界に平和をもたらした……。 そ…

江戸の闇を知る武器商人・神崎宗一郎。 彼は商いの才と冷静な頭脳で、表も裏も自在に渡り歩く“黒鉄の商人”と呼ばれていた。 だが、ある夜、師であり育ての親でもある商人・神尾源蔵が、「…

クラスメイト達が打ち上げをやっているカラオケ店でのこと。恋人関係を内緒にしている彼女にチョッカイをかけまくる陽キャのイケメンたち。彼女が困っていたので救い出し逃げるも、僕たちは困…

クロノヒョウ様ご主催の自主企画『第70回「2000文字以内でお題に挑戦！」』参加作品。

　いつも寝ぼけてグータラな男子、寝返りを打って毛布代わりにしているコートを落としたり崩したりする。それを拾って掛け直してくれる天使の様な女子がいる。教室だけでなく校庭のベンチでも…

どんな小説サイトがあるのだろう？ ちょっと調べたけど、色んな人が色んな経験を語られている。でも自分に合うかなぁ？ そんな方に超簡単な解説で紹介します。 ただし、元は近況ノート…

私がコーヒーを好きな理由というか。 まあ、知っている事をつらつらと書いているだけのエッセイもどきです。

獣人族だけが暮らす辺境の村―カルロディアス。 その村で成人―16歳の誕生日を迎えた3人の少女達は、村長から突然言い渡された。　外の世界へ旅立ち、人々の営みや文明を識れ―　と。 …

何の変哲もない、私の日常。

主人公の波子がクジラと入れ替わり、 様々な事件からクラスメイトを助けに行くことに。 ちょっぴりお騒がせなクジラが大活躍‼︎

全て上手くいってると思っていた龍海だったが 彼女と喧嘩して会社を首になった。 下を向いて歩く龍海の前に現れたのは踏みつけられてくしゃくしゃになった一輪のたんぽぽの花だった。

谷崎青子はなりたい自分と、周囲からの評価の食い違いに悩みを抱えていた。

人類が宇宙空間で生きられる保証を得るため、たくさんの動物が犠牲になりました。 その最初の犬がわたし、「ライカ」です。

サナの宝物は、古道具屋で見つけた一つの南京錠。 錆びて判別しづらいけれど、天使の羽が刻印されていた。 手のひらに乗る小さな錠前は宝箱の『中』へ仕舞われている。 いつか、天使を捕ま…

自由詩、散文詩など投稿します。風に吹かれ降るような葉の色をご覧いただけたら幸いです。

現在　過去　未来、四季の顔をお届けします Instagramの方でも投稿しております 覗いていただけたら嬉しいです 宜しくお願い致します https://www.instag…

交際10年目の渡辺亮と和久井あゆみは、北海道旅行を楽しんでいた。しかし、支笏湖を出発した「観光バス」に乗ってから、あゆみの涙は止まらない。あゆみも、どうして悲しいのかが分からない…

冷たい月光の下で、ひっそりと輝く一つの指輪。手にした者は、死神の囁きとともに選択を迫られる――生かすか、殺すか、未来を変えるか。 普通の少女と少年が巻き込まれる、死と運命の狭間で…

5月の誕生日の前日に、隣の席の「君」がご朱印帳をくれたの。 嬉しいけれど恥ずかしい。そんな熱心にお詣りするほど、わたし、信心深くない。 （以前投稿した話のリライトです）

神社のおみくじ？！　漢字ばかりムズカシイ言葉で意味わからない 遠方より現るとか？なりけり？　みたいな文章だったような。 結果　大吉ならいい！　凶なら捨てる！くらい。

西暦三〇一六年。 「秋」は人の感情を乱すとして違法になった。 禁止資料室で働く青年・向井実は、ある日AI職員ユイと出会う。 禁じられた季節に惹かれる彼女。封じ込めた郷愁に揺れる彼…

夢の通り道　三部作　の『私』が逢った 別の私との一夜。 夢というファクターを私は割と信じている『私』が今回出会った『私』は『視える』人のようです。 １話完結。 また『夢』を見た…

狙えば外れ、力を抜けば落ちる。人生と恋と落とし穴、その皮肉と笑いに気づく粋なご隠居噺一服の知恵と粋な余韻を添えて

生活改善や、物事への価値観を改める。そんな結構真面目な日記です。

短編です。付き合う前の男女が星空観察に行くようです。 それはそれは綺麗な流星群が見えます。幸せになる、一歩手前の物語―― 長編連載しております。 そちらもどうぞ！

9月、10月と続けてきましたが、 11月はハイブリッドで、 小説、漫画、アート本、絵本、 ごた混ぜで「月10冊」目指します。

【カクヨム短歌塾】 お題①　客観的に描写してみよう お題②　思考を歌にしてみよう お題③　思考と情景を組み合わせよう お題④　比喩を使ってみよう お題⑤　セリフで1首作ってみよう…

親猫に捨てられ、人間の家族に拾われた"にゃー"だったがあらゆる環境音、匂いが嫌で家を飛び出した。 そしてボロボロになりながらもたどり着いたのは ずっと夢見ていた"森の中"だった。

顔も名前も知らないこのほしを生きる者たち、 そして最愛なるあなたへ。 これは次元をも超えて紡がれる愛の独白。 声も顔もカタチさえもわすれてしまったあなたへ、この『ほし』から愛と祈…

ラムネ瓶が出てくるのですが、ラムネの甘さを想像しながら描いた面もあります。 糖分は若干、多めかもしれません。 夏祭りの宵の、ほのかな胸の高鳴りのような。 七夕、花火大会、夏の…

修学旅行の思い出を思い出しながら書きました。

季節は夏。 今日も一人で屋上。 ここから吹けば、どこにでも届く。 けれどその全部は、僕の想いどおりにはいかない。

人間の言葉を話す猫「ハイデルベルク」と、その飼い主「かのこ」の心温まる物語。