概要
桜の木の下に埋まっていたのは?
高校二年生の春に桜の木の下を掘ってみた良太は、良太の理想の女の子に出会う。女の子の正体とは?
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!自分を愛する
主人公の良太は過去の記憶を頼りに桜の木の根元を掘って、理想の女性の姿をした咲良と出会う。奇妙な少女、咲良に導かれながら封をしていた自身の内面に向き合うことになる。
まずは出だしのインパクト。組み立て、結末に向かっていくテンポも良かった。なによりテーマと結末に向かっての姿勢が美しかった。この話題って酷い形で論争になっていて今すごく難しい。誰がどこまで許容するのかで色んな人が議論してて、時にはただ罵り合っている。この作品はそんな論争の本来の核を明確にかつ優しく示してくれている。
一つだけ、キャラクターの感情がもっと大きく変化してほしかったです。この話は二人のキャラクターの成長の物語で、だけど…続きを読む