春の風に攫われそうなほど美しい、着物の少女。 桜の樹の下から掘り起こされた彼女が知っていたのは、"ぼく"の秘密だった 彼女との会話を通じて、一気に鮮やかな色彩を取り戻していく。 ミステリーのドキドキ感のあとは、最高に美しい展開が花を開きます。 読み終えたあと、舞い散る桜の花びらすべてが、新しい自分を祝う拍手に聞こえてくるような、そんな物語です。
途中までは、何が何だか分からない、ハラハラドキドキしながら、キャラクターの可愛らしさと主人公の違和感に翻弄されます。ラストの展開は、少し衝撃で、けど暖かくて、まさに春に読みたい小説No1!!!ぜひ開いてみてください。きっとあなたに勇気を与えます。
この小説は、?て思いながら、身を委ねて下さい。最後まで読むと、救いの小説なのだとわかります。とてもよかったです。
安直なことを考えてしまった自分がちょっと恥ずかしくなる位。うまいなぁ。文才ってこういうことを言うんだろうなぁ。そしてまだ高校生か。それがすごいと思う。
「桜の木の下には死体が埋まっている」もう何百何千と擦られ出し殻になっていたと思っていたこのフレーズまさかこのような観点から新しい物語を生み出せるとは思ってもみなかった高校生にしてこの着眼点は実に末恐ろしい
ただ絶句の一語。読めばそう思える。強いて言うなら幻想的。
忘れたふりをした記憶が、桜が咲くたびに、目を覚まし、そして、再び語りかけてくる。
梶井基次郎は、桜の木の下には死体が埋まっている・・と書きましたが、死体でなくても、何かがきっと埋まっているんですよ。桜の花に酔うように・・作者の流麗な文章に酔ってみてください!
元気で勢いのある美少女と、ちょっとおとなしくて暗い印象を受ける主人公の対比が素晴らしい!オチを知ると、ストンとその対比が胸に落ちるのです。自分自身を生きている人は、エネルギッシュな人が多い印象なので。桜の下を愛おしく眺めたくなる物語。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(135文字)
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