たてのつくし

諸行無常と言う言葉を、何だか重たい言葉として受け止めるようなったのは、いつからだろう。 古文の授業中、居眠りばかりしていた頃の私には、なかった感覚だ。 この小説は、その諸行無常を、…続きを読む

　中村屋の創業者夫婦として、若き日の二人の写真を見たことがありました。 　特に、黒光さんの、目鼻立ちのはっきりした可愛らしい様子から、なんて素敵なご夫婦が創業者だったのだろうと、そ…続きを読む

素敵なレビューをありがとうございます。 ご指摘も、自分では全然気がついていなかったので、ありがたいです。 こういうの、本当にありがたいです。 本当に、本当に、ありがとうございました…続きを読む

心の慟哭が、ひりひりと伝わってきました。 こういうシリアスな内容の文章は、読み手をうんざりさせることも多々あるのですが、この人の文章は、そういうことは皆無でした。 乾いた文体で淡々…続きを読む

　思春期の、ちょっと恥ずかしい話かと思ったら、サスペンス仕立てで、最後までわくわく読むことが出来ました。
　なんと、可愛らしい中学生でしょう。
　ほっこりしました。

そりの合わなかったお母様への鎮魂歌とありましたが、そのお母様に対する愛があふれる小説でした。 第２次世界大戦前後の日本が、ありありと浮かび、小説全体を通して、息苦しいくらい。 時代…続きを読む

出てくるすべての登場人物が、魅力的でした。特に、主人公のラナは、もう、一瞬で好きになっちゃうじゃないの。
弟も良いし、か弱いユーリも最高！
本当に楽しい読書体験でした。

平林たい子を中心に据え、この時代という物が、過不足なく描かれた、素晴らしい小説だと思います。 何しろ毎話面白く、これを無料で読めることが、ありがたいです。 平林たい子とは、こんなに…続きを読む

この短編の中には、人生が詰まっている、と思いました。 苦悩も喜びも、青春の蹉跌も、光も影も、短い中に、すべてありました。 出てくる人たち、一人一人が、さり気ないタッチながらも丁寧に…続きを読む