西田三郎

日常の反復を過ごしていくうちに、日常を支えようと機械のように過ごすうちに、何かが壊れ、失われ、もう二度ともとにはもどらない。 そんなどこにでもありそうな夫婦の物語を、たんたんとクー…続きを読む

すみません。グロテスクなお話を期待して読んだわたしがバカでした。 主人公のお父さんの言葉が、とても心に染みます。 確かに、なんで人は本を読むのか？ 知識を得るためでも、学ぶためでも…続きを読む

下ネタだと思って読んだら素晴らしいディストピア小説でした。 何のために生きるのか、何のために働くのか、 人間は人生に何を求めているのか、 最終的に人間の欲求はどこまでシステム化され…続きを読む

独白がとてもたんたんとしているのに、いや、しているからこそ笑える。 実はすっごく悲惨な状況なのかもしれないけど、主人公はそんな自分の状況を他人事みたいに報告する。 なんか、無為に過…続きを読む

たしかにそういえばなんでゾンビって人を食べるんだろう、と思っていました。ふつうの食べ物を食い荒らして大変、とか家畜を襲って大変、という話があってもいいのに。でも野菜とは！　 血がサ…続きを読む

「相対性理論」でもそうでしたが、他人がどのように世界を見ているのか、そのことに対する作者さんのこだわりが感じられる作品でした。こういう作品にもっと出会いたいと思います。

人間存在とは何か、を追求し、割り切れない概念をつきつけてくる不気味な寓話。「ホラー」というジャンルの無限の可能性を見た思いです。

なんというかドープな「乙女の祈り」というかなんというか。でも自信を持って言いますが素晴らしいです！　と言いたいです。2人の会話がいきいきとしていました。

最終的にどんな作品になっていくのか楽しみです。創作過程の実話にはとても興味があります。

風子ちゃんとお父さんの関係、そしてお母さんとの関係が、劇的に変化するわけでもないけど、何かがポジティブに動き始める。そういう予感に満ちたすばらしいお話でした。ありがとうございます。