西田三郎

毎晩聞いているラジオ番組。 その日はリスナーが生電話で語る怪談特集だった。 あたしと同じ歳の女の子が、奇妙な話を語り始める。 「うちの家族がヘンなんです……」 やがて番組を聴いて…

なぜわたくしどもは読まれもしない小説を書くのか。なんでブログやツイッターやフェイスブックでは満足できないのか。というか、ほんとうにみんな人に読んでもらうために小説を書いているのか…

2045年、大阪府警アンドロイド対策本部に勤務するバウンティハンター出角は、度重なる仕事のストレスから休職中だったが府警本部に呼び戻され、逃走したアンドロイドの処刑を命じられる。…

ここはコンビニのバックヤード。今日も今日とて女子高生がウチの店で万引きをした。店長として、大人代表として、ここでしっかり反省させなければ……

●●もまた不死身となった場合、どのような在り方が望ましいか、●●という立場上、現行の●●制度に具体的に触れることは控えながら、私が個人として、これまでに考えて来たことを話したいと…

歌ってくれよピアノマン。今夜は歌い明かそう。みんなそんな気分なんだよ。

犬を散歩させていた。公園で、ちょっと眠っていたら、うちの犬がよその犬に発情していた。その飼主は、年端もいかない少女だった。

家族との折り合いが悪く、あたしは一人暮らしを始めた。築三十年の木造2階建てのアパートだったけれど、住人の人はみんないい人たちばかり。楽しい一人暮らしが始まると思ってた……でも、あ…

わたし、義理のお義父さんに毎日毎日、いやらしいことを言われて悩まされている若妻（笑）です。

彼がどれだけ女子高生のハイソックスを愛していたか。そのことを人々の記憶に刻みこむことが、わたしの使命だ。

“わたし”は連続殺人犯。これまでに数えきれないほどの人間を面白半分に殺してきた。だから、わたしの周りにはつねに怨霊たちがつきまとっている。ただ、わたしはそれを気にせずやり過ごして…

タチバナくん、わたしは面接の時から……ずっとキミを想ってきたんだよ。