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「完結」まで投稿終えました!

「愛を知らないお姫さまが愛を知るまで~月光る姫の物語」
https://kakuyomu.jp/works/16818093086249661135

たった今、予約投稿終わりました!!
本日朝7時で、ラスト十二章(2話)で完結です。
よろしくお願いします!!


裏話①
「竹取物語」には、多く「三」という数字が出てきます。
三月(みつき)で成人するし、大きさは三寸だし。
それに三年で月に帰る、という表現も出てきます。
ゆえに、「月光る姫の物語」も「三月」だし、罪として「三年」第七階層にいるのです。

裏話②
「愛する」という表現って、たぶん平安朝の文学出てこないですよね?
「好き」も本当はない。作中に出しちゃったけど。
「恋(こ)ふ」って「好き」と一番近いと思うから。
現代語訳した気持ちで使いました。
ただ、「愛する」とか「愛」(「愛しい」じゃない)は、
作中、凛月や第一階層の面々は使っていても、平安朝のみなさんは使っていません。
わざとです。
もし、使っていたらわたしが間違えているのです。

裏話③
「竹取物語」の最後、かぐや姫は羽衣を着ると、心がなくなる、という表現が出てきます。
(記憶だけで書くと、「心異(こと)になりにけり」だったかな。)
月の都の天人は心を持っていないのです。
「月光る姫」の物語は「心」を「愛」にして描いてみました。

裏話④
「ゼロポイント」はね、たしか「Newton」を読んでいて思いついた設定です。
詳細は忘れましたが。←!?
もちろん、こんなファンタジックな内容じゃないのです。
しかし、わたしは常に妄想しているのですよ、こんな感じに!
「ゼロポイント」があって、第一階層から第十二階層まである話は
また別の話として書いてみたいです。
今のところ、設定しかありませんが。
月姫(凛月)が前にどの階層にいたか、とか、
1~12まではどんな種族か、とか、物語に関係ないので、
一切書かずにいましたが無駄に設定してあります(笑)。
特に「ゼロポイント」を考えるのが楽しかったです。



わたしにはどうも、「作品に描かれない部分」が多く必要みたいです。
ときどき「裏設定なんだよ」と言うと、「そこは書かないと分からないけど」と
息子に言われたりします。
(そして少し、入れる。)

設定部分って、自分が考えているときはすごく楽しいけれど、
いざ描こうと思うと、実に難しい。説明くさくなっちゃう。
だから、なるべく必要最低限にして、ほんの少し垂らす程度がいいなあって思ってます。

あ、でも、「月には桂の木が生えていると信じられていた」という話は
名前の由来に関わるので、「概要」部分に書いてしまいました。
そう、いろいろ資料を読んで、まとめたりもしているのですが
そういう部分もほとんど、出てきません。

そうそう。
平安朝を盛り上げる言葉、蔀(しとみ)とか御簾(みす)とか女房とかとか、
この辺も言葉を説明する語句は(  )で入れました。
説明要らないかな? と思ったけど、ライトノベルとしては説明した方がいいかな、と思って。


和歌が出て来る話がいくつかあるので、短歌が好きな方はその話だけでもお楽しみくださいませ。

https://kakuyomu.jp/works/16818093086249661135/episodes/16818093087067573715
https://kakuyomu.jp/works/16818093086249661135/episodes/16818093087126252112
https://kakuyomu.jp/works/16818093086249661135/episodes/16818093087173102639
https://kakuyomu.jp/works/16818093086249661135/episodes/16818093087204063304
https://kakuyomu.jp/works/16818093086249661135/episodes/16818093087204569735
https://kakuyomu.jp/works/16818093086249661135/episodes/16818093087387930493
https://kakuyomu.jp/works/16818093086249661135/episodes/16818093087394630074
https://kakuyomu.jp/works/16818093086249661135/episodes/16818093087443180164(「恋歌」この回冒頭和歌のやりとりがあります)
https://kakuyomu.jp/works/16818093086249661135/episodes/16818093087463704622
https://kakuyomu.jp/works/16818093086249661135/episodes/16818093087522118869
https://kakuyomu.jp/works/16818093086249661135/episodes/16818093087526204066



よろしくお願いします!!

12件のコメント

  • おつかれさまです

    「愛」は仏教的にも元々は欲の一つですから
    愛欲とか、愛染明王が何故憤怒の明王なのかとか
    明治になって「LOVE」をどう訳すかで「愛」をあてたはず
    でもまあ、そんな細かいこと言い出したら、何も描けませんから
    今の大河ドラマだって、完全なるファンタジーですしね❤

    それ以外のことは何も言えません
    すごいなって、その勉強量に感服するばかりです
  • 完結おめでとうございます&お疲れ様でした!
    楽しく拝読させて頂きました。愛です( ;∀;)
  • 完結おめでとうございます。

    設定考えるのは楽しいけれど、書くのは難しいって、分かります(笑)。そこ、読む人にとって必要かな??とかって悩みます。

    まとめ読みがなかなか出来ないので、ゆっくり読ませて頂きますね。ヒロイン可愛いです!
  • 完結おめでとうございます。
    「月光る姫の物語」
    面白かったです!
    そう、「戀ふ」「思ふ」が、愛の表現なんですよね。
    裏設定とか、作りこみがすごい(⁠・⁠∀⁠・⁠)
  • 裏設定が必要なの、分かります!
    私は、裏設定までちゃんと考えないと途中で書けなくなるんですよ😂
    裏設定は、読者さんが物語を楽しむために必要なら入れる。入れて説明くさくなっちゃうなら、黙っとく、と決めてやっていますが……取捨選択は難しいですよね。

    完結、おめでとうございます!
    読みに行くのが遅れていて申し訳ありません。
  • 歩さん
    「愛する」というのは明治くらいからの概念かなあって思っていて
    (なんとなく)
    だから、ヒロイン(別世界の人物)は「愛」「愛する」を使うけど、
    でも、ヒーロー(平安朝の人間)には使わないし、
    そしてヒーローも「愛している」とは使わせなかったのでした。
    でもタイトルは「愛を知るまで」なんですよー
    いいのです、自分のこだわりだから。

    ファンタジーだし!
  • 幸まるさん
    怒涛の投稿ですみません。
    完全に読み違っていました! もっと早く書けると思ったんだけどなあ。

    ゆるりとお読みください。
    読んでいただけるだけで嬉しいです。
    ヒロインはかわいい女の子を目指したので、嬉しいです!

    設定ね、考えるのはとっても楽しいのー!!
    (笑)
  • 加須 千花さん
    そうなのです!
    「思ふ」「戀ふ」なんです。
    そのあたりは「好き」って言わせてみました。
    現代の「愛」っていう概念は、どうなんだろうなあ、とか思いつつ。
    「愛(は)しけやし」という表現が万葉集にあって、
    そのことばがとても好きだけど、古今集にはなかったので使わなかったの。

    涙河 が、いっぱいあって、なんだかいいなあって思いました。
  • みかみさん
    裏設定、分かります!!
    裏設定ないと、書けないんです。
    書かない土台部分がないと、全然書けないの。
    でもって、必要でない説明は、ざっくり削って出しません。
    この裏設定がないと、人物のしゃべり方とかがぶれちゃう気がします。
    私の場合。

    読むのはゆっくりでだいじょうぶですよー
    私もみなさんの、全然読めていません(涙)。
    ちょい、忙し過ぎる!
  • 福山典雅さん
    飛んでしまった、ごめんなさい!!
    素敵なレビューありがとうございます!!!!
    ああ、福山さーん(帰って来たあ!)( ;∀;)と思いました。
    読んでもらえて嬉しいです!
  • うわぁ〜ん。・゚・(ノД`)・゚・。
    今度は、こちらでフォローが外れていました。スミマセン。スマホあるあるかしら?((泣))
    ……道理で通知が来ないはずです。
    しくしく。
    。゚(゚´Д`゚)゚。
  • 結音さん
    大丈夫!
    わたし、気づいていません(笑)。
    みんなスマホのせい、ということで!
    仲良くしてね!
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