鹿島 コウヘイ

カール博士は悲しいことを忘れることができる 『忘れ薬』 を作りました。 ちゃんと効くのか試そうと、村人に飲んでもらったのですが……。

＊証言集 ①「これは、□□だ」 ②「これは△△△△よ」 ③「これは〇〇〇〇だろう」 ④「これは××だ。少なくても××＃＃だ」 ＊一人の老婆が死んだ。 　老婆の息…

　ある日の朝、公園で助けた美少女アイ。前の日に見た流れ星とともに降って来たのではと思う程に美しい彼女に、ぼく、藍沢達也は恋に落ちる。高校生になって学校で無視され、孤独な毎日を送る…

――青春なんて必要無い。 　不登校を経験した主人公・蒼紀（そうき）は、友達を作らず勉強にだけ励むと決意し、全寮制の高校へ入学する。 　そこで出会ったのは、水が飲めない美少女や作り…

　加入者の生活を監視カメラで撮影する事で五万円が貰える。そのサービスに妻が加入し、監視生活がスタートした。 　普段の生活のデータを企業のマーケティングや商品開発に活かすと言う事ら…

戦後に焼け野原となった東京上野で、清嶺貞春は頼れる仲間とともに時代の荒波にもまれながらも懸命に生きていた。 様々な人の助けを受けながら、時に出会いと別れを経験して少しずつ大人へと…

誰にも助けを求められない、苦悩する女の子のお話 ※性犯罪描写があります。ご注意下さい

パリに住む16歳の高校生カリムは、区立音楽院のピアノ科に通っている。プロの音楽家に憧れながらも、アラブ系移民の息子という立場に引け目を感じていた。そんな時、チェリストである友人の…

『友達』って、何だろうね？ ※自×をほのめかす描写があるため、念のため「残酷な描写あり」としています。 ※この作品は「小説家になろう」にも投稿しています。

森嶋歌帆は、小学生の時に自身と父母がフェリーの海難事故に遭い、その時に父母を亡くしている。 現在、フェリーに乗らなかった妹と祖母と、森嶋神社という古い神社を守って暮らしている。 …

☆☆☆ カクヨムWeb小説短編賞 2023　中間選考通過作品 ☆☆☆ 私の唯一の持ち物は、たった一枚のキャンバス。 私はそのキャンバスに線を描く。 自分が生きていることを確認す…

石への暴行は残酷描写ですか？ カラフライトなんて宝石は実在しません、ファンタジーです

成長していく中で、しゃぼん玉への思いが変わっていく。その過程を追った物語です。

コンピューターが制御する機械仕掛けの鳥と、全身を血液が巡る命を宿す鳥。かつて、大空にはたくさんの鳥が飛んでいた。それは今では夢物語。けれども本当に夢物語なのだろうか？ 不意に訪れ…

認知症の老婆のもとへやってきた少年―――彼は懐かしい人に見えた。

電子ジジイが死んだ。 おじいちゃんのお葬式のため、僕はお母さんの実家へ行くことになった。 そこは小さな漁港町。若い人が少なく、魚臭くて、潮風に錆びてしまったような寂れた町。 そ…

学校の屋上から私は飛び降りた。 そのまま重力に身を任せ、一瞬の痛みと恐怖と共に終わりを迎えると思っていたのに。 コンクリートの地面に叩き付けられる寸前、世界が止まった。 ―――死…

ある日、かかりつけの精神科病院で、高橋月路は同じ大学の先輩、飯島加奈とばったり出会ってしまう。 通院の事実を恥じる彼は、秘密を握った彼女の「人質」となって、行動を共にすることを強…

くだらないことで悩んだり、苦しんだり、心を病んだりできるくらい、 私たちは幸せなんだと思う。 （5話で終わりです。）

「モーニングコール、してあげましょうか」と和泉は言った。 「頼む」と俺は言った。 「任せてください」と和泉は言った。 それだけの、他愛もない話。

きっと、ずっと、僕は今、目の前にいるひとのことが大好きで、でもそれを恋愛感情だとか一言で言い表せるようなものにはしたくなくて。 なんだろう。よくわからないんだよね。やっぱり。 雨…

　国民の自殺率が極端に上昇した現代。家族は社会としての最小単位であることを独力で保つことができず、国家が個人を家族として配転するようになった。 　これはそんな歪な世界におけるある…

自殺がどうしようもなくはびこってしまった世界に暮らす、少年と少女のお話。全１８話。 ※交流ユーザー様のささやかさんの作品「どうせ僕らも自殺する。」（https://kakuyo…

起立性調節障害（起立性低血圧／OD）になった娘と向き合うため、介護休暇を所得した会社員の話。 ※2018年~2019年執筆。 ※完結しました。ありがとうございました！

終末の町《サイハテ》に迷い込んだ少女は、言葉を話す一匹の黒猫に出会う。 隣に越してきたロバパカ、トイレに流される同僚、荒唐無稽の番傘屋、組織に狙われるテレビ男、歌を愛する人魚、…